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吉祥寺の「月波珈琲紅茶店&Bar」が5周年 夜はバー営業も

階段を下りた半地下に扉がある「月波珈琲紅茶店&Bar」の入り口

階段を下りた半地下に扉がある「月波珈琲紅茶店&Bar」の入り口

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 吉祥寺の中道通りから一本入った道沿いでネルドリップのコーヒーと紅茶を提供する「月波(つきなみ)珈琲紅茶店&Bar」(武蔵野市吉祥寺本町2)が9月で5周年を迎えた。

夜空に浮かぶ看板に「月波珈琲」の文字

 元は35年続いた日本酒を提供する店だった同店。客として通っていた店主の高野ゆかりさんが閉店を知り、「この雰囲気を失いたくない」との思いで開店を決めた。ネルドリップでの入れ方を学んでいたこともあり、「自分が好きなコーヒーを昼夜出す店」として2013年にオープンした。内装は天井と床に手を入れたくらいで、壁や障子が入る窓など当時のまま。木のテーブルやカウンター、食器棚などもそのまま引き継いだという。開店時に店名をいろいろ考えたが特にこだわりはなく、「月並みな店でいい」と漢字の「並」に「波」を当てて「月波」と付けたという。

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 コーヒーの抽出方法には「昔からある入れ方」のネルドリップを「店員の誰が入れても味がバラつかないから」と選んだ。コーヒーはオリジナルブレンド「ラ・メール」のみを提供。生豆を数年寝かせたオールドビーンズを「職人の技」で苦みと濃さは強いが、後味がすっきりするネルドリップに合わせて焙煎(ばいせん)したもので、高野さんが「開店する前から気に入って飲んでいた豆」を個人から仕入れている。

 飲み方は「コーヒー好きの人が飲めば一番味がわかる」というデミタス(800円)、レギュラー、ライト(以上550円)、カフェオレ(600円)。。紅茶はポットサービスでダージリン(1,000円)、ヌワラエリヤ、アッサム、アールグレー(以上800円)。フードはクロックムッシュ、フレンチトースト(以上800円)など。

 19時からはバーメニューとなり、シングルモルトや日本のウイスキー、グラスワイン(赤・白700円)、日本酒(800円~)などを用意。「赤いつき」「さざ波」(以上1,200円)などのオリジナルカクテルも提供する。

 金曜は「月波マスターの日」で、夫の好正さんがマスターとしてカウンターに立つ。「ジンが好きで詳しいので『ジンの日』として珍しいものを出している」。コーヒーは夜も飲めるが、デミタス(1,000円)、ラ・メール(レギュラー700円)と価格変わる。

 5年たった今も「店には2、3回入り口の様子を見てから、意を決して入る方がほとんど。思っていたイメージ通りだと初回に気に入ってくれて、通ってくる方もいらっしゃる」とゆかりさん。「吉祥寺は観光地になってしまったが、昼と夜ではっきりと客層が分かれる。コーヒーをゆっくり味わう静かで落ち着ける空間を保つために自分ができるところまで無理せず続けたい」と話す。

 営業時間は12時~22時(金曜は22時30分まで、土曜は23時30分まで(18時~19時休憩)、日曜・祝日は18時30分まで。火曜定休。