武蔵野芸能劇場（武蔵野市中町1）で6月28日に、シナリオを読むカルチャー教室「シナリオクラブ」による第7回目の発表会『不条理な世界たち』が行われる。

　シナリオクラブは、蜷川幸雄さんの舞台などで活躍する一流俳優陣と共演して、台本の読み合わせができるカルチャークラブ。テーブル稽古と同じように座った状態で読み、声を出し、相手のセリフに合わせ感情を乗せてセッションする場となっている。

　同発表会は、「少し笑えて、ちょっと不思議な、7つの物語―」と題し、“不条理”をテーマに扱っている。同テーマは、構成・演出を担当した清家栄一さんが、かねてから温めてきたもの。過去6回の発表会で多岐に渡るジャンルに挑戦してきたメンバー達が、劇作家・別役実さん作品と別役さん監修の不条理劇に挑む。第7回目にして、清家さんが初出演するのも見どころ。

　「清家さんの演技も、もちろんなのですが、出演者たちもパワーアップしております。本番まで一ヶ月をきりましたが、まだまだ日々レベルアップをしております。個性的で印象に残る作品ばかりで更に最後までサプライズのある演出になっておりますので皆さん楽しみにしていてください！！」と、同公式ブログでつづられている。

　入場料は無料・自由席。マチネ（昼の部）の開演は11時半／ソワレ（夜の部）の開演は15時（会場は各30分前より）。