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吉祥寺の書店3店が合同フリーペーパー「ブックトラック」-書店員エッセーも

ブックトラックvol.1

ブックトラックvol.1

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 吉祥寺の書店「BOOKSルーエ」(武蔵野市吉祥寺本町1、TEL 0422-22-5677)、「リブロ吉祥寺店」(同、TEL 0422-21-8122)、「啓文堂書店吉祥寺店」(南町1、TEL 0422-79-5070)の3店合同制作によるフリーペーパー「ブックトラック」創刊号(vol.1)が完成した。

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 書店同士の横のつながりを広げようと不定期で開催されている飲み会「吉祥寺書店員の会」、通称「吉っ読(きっちょむ)」をきっかけに実現することとなった同誌。BOOKSルーエの花本さん、リブロスタッフの瀬之口さん、啓文堂の長さん、夏葉社の島田さんによるエッセーが掲載されているほか、誌面中の「吉祥寺書店員座談会」では、同誌を作ることになった経緯も紹介されている。

 「今年4月の飲み会でみんなで何か形に残せないかと話していて、編集を担当してくれた空犬さん(吉っ読メンバー)がまとめてくださったおかげで実現できてうれしい。エッセーに関してはそれぞれが自由に書いたのだけれど、不思議とお店の特徴とか雰囲気が出ていて読み比べてみるのも面白いと思う」と瀬之口さん。

 タイトルになっている「ブックトラック」とは書店で使われている本を運ぶためのキャスター付きワゴンのことで、吉祥寺の「吉」=「luck」をかけ、「Book to luck」の意味も込められている。

 「書店同士、ライバルではあるのかもしれないけれど、それ以前に本が好きだし、こうした活動を通じて多くの人に興味を持ってもらい、本を購入するきっかけになってくれたらうれしい。吉祥寺の街から本屋さんを、ひいては本の業界自体を盛り上げていければ」とも。

 発行当初、リブロでは100部が2週間弱で品切れしたといい、反応は上々の様子。次号の発行は現在未定だが、3店だけでなく「どんどん参加書店を増やしていきたい」という。合同で「吉祥寺本」を中心としたフェアを行う企画の話も持ち上がっているそう。

 「ブックトラックvol.1」はBOOKSルーエとリブロ吉祥寺店で配布している。

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