吉祥寺駅の東側に11月24日、「ライブ酒場&喫茶　南郷7丁目」（武蔵野市吉祥寺南町2、TEL 0422-40-6757）がオープンした。

　店舗面積は約17坪。店内にはガットギターとアコースティックギター、エレキベース、ウッドベース、電子ピアノ、打楽器のカホンとコンガを用意。自由に演奏したり、スタッフの生演奏で歌ったりできるほか、楽器を持参してライブを開くこともできる。席数は、カウンター＝7席、テーブル＝16席。

　スタッフは5人全員が北海道出身。店名は、そのうちの4人が約20年間を過ごした札幌市白石区の住所から名付けた。5人はもともと飲み仲間だったが、そのうちの2人が音楽好きで、吉祥寺が音楽の盛んな街という印象があったため、同所に開店することを決めたという。今年8月に上京し、マンスリーマンションを借りるなどして店探しを開始。10月に入って物件が決まり、内装などの準備を終えて開店を迎えた。

　主なメニューは、「ジンギスカン定食」（900円）、「スープカレー」（800円）、「パスタ各種」（800円～）、「ラーメン各種」（600円～）、「ホットケーキ」（400円）など、北海道直送の食材を用いたものから定番ものまで用意。ドリンク類も、サッポロビールやおたるワインを選んだ。

　オープンから1週間が過ぎた現在、客の7～8割が自ら演奏するという。「楽器を奏でたいとか大きな声で歌いたいという人がたくさんいると感じている。この場が、音楽を通じた人の輪ができるきっかけになれば」と代表の鈴木敏宏さん。「20～30歳代が多いが、さらに上の世代の『演奏欲』『表現欲』にも火をつけたい」とも。

　営業時間は18時～翌3時。ランチ営業も予定している。夜の営業時間はチャージ料金1,500円がかかる。不定休だが、12月は31日まで休まず営業する予定。