絵本作家のペン画を中心とした個展-吉祥寺のギャラリーで

おぼまことさんの個展「もうひとつの国から」

おぼまことさんの個展「もうひとつの国から」

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 吉祥寺の「ギャラリー ・フェイス トゥ フェイス」(武蔵野市吉祥寺南町1、TEL 0422-70-0885)は10月10日より、おぼまことさんの個展「もうひとつの国から」を開催する。

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 1937(昭和12)年生まれのおぼさんは中央大学卒業の絵本作家。サラリーマン生活の後、渡米。1977年ごろから独学で絵本の世界に入る。「世界一すてきなお父さん」(小峰書店)で「第13回赤い鳥文学賞」さし絵賞を受賞。「ごめんねムン」が「小学国語2年生」(大阪書籍)に採用される。絵本に「しばいっこ」(あかね書房・中央福祉審議会特別賞受賞)、「おいでよぼくのうちへ」(福音館書店)、「きいろいほしからきたおじさん」(くもん出版)、「ひでちゃんとよばないで」(小峰書店)、「さよならはいわない」(PHP研究所)など多数。作品は、イギリス、フランス、オランダ、台湾、韓国などでも翻訳出版されている。

 同展では、描き下ろしの新作5点も合わせ14点を展示する。会期中に展示替えも予定。複製作品やポストカード、展示作品(原画)は一部を除き販売。作家を囲んだ定員制のギャラリートークも行う(今月11日・25日)。開催時間は12時~12時40分。定員は各回12人。

 同ギャラリーのディレクター山本さんは「今回の展覧会は絵本の原画展ではなく、おぼさんが描きためたペン画を中心とした大作展。未発表の作品もあり、絵本とは一味違うおぼさんのアナザーワールドが楽しめる。どこか郷愁を誘う森や街に暮らすモンスターや人々が、さまざまな思いをかき立てる。絵本で親しんだ人もはじめての人もこの機会に、おぼさんのもう一つの世界の魅力に触れてほしい」と話す。

 開催時間は13時~19時。水曜休廊。今月31日まで。ギャラリートーク参加希望者は、電話またはメール(publicftf@gmail.com)で申し込む。

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