献血ルーム吉祥寺タキオン(武蔵野市吉祥寺本町1、TEL 0422-21-9000)が12月22日、献血協力者へのサービスとして、吉祥寺二葉製菓専門職学校(吉祥寺本町2)の生徒による手作りのクリスマススイーツを提供するイベントを行う。
近年、吉祥寺タキオンでは献血に対する理解を若い世代に広げるため、地域や商店街、近隣の学校への働きかけを積極的に行っている。所長の本間力哉さんは「少子高齢化の影響で献血可能な人口は減少傾向にある。現状では献血協力者の年齢層は40~50代。この状況を変えるためには、若い世代に献血を知ってもらい、関心を持ってもらうことが不可欠」と話す。
今回のイベントはこうした活動の一環で今年始めたもので、同校の協力で実現した。同校「パティスリーモデーヌ科」「同メティエ科」の生徒がクリスマスにちなんだ手作りのスイーツを用意し、イベント当日は生徒が献血協力者にスイーツを振る舞う。提供数は先着80食限定。
同校生による手作りスイーツの提供は、ハロウィーンに続き2回目。「ハロウィーンスイーツのイベントを開催した日は、イベントがきっかけで献血に協力してくれた人が多かった」と本間さん。「生徒が中心となるイベントを行ったことで、同世代の若い世代にも興味を持ってもらえるきっかけになった」とも。
「当ルームでの献血協力者は近隣住民が多く、地域の皆さんに支えられている。これからも地域に根差したイベント活動を通して幅広い世代に献血の輪を広げ、継続して献血に協力いただけるよう呼びかけていきたい」
受付時間は、200・400ミリリットル=9時30分~12時15分・13時30分~17時15分、成分献血=9時30分~11時30分・13時30分~16時30分(いずれも土曜・日曜・祝日は昼の中断時間なし)。
同校協力によるこのイベントは、バレンタインにも予定する。