クラフトビール専門店「BEER MARROW(ビア マロ)」(武蔵野市吉祥寺本町1)が吉祥寺駅東口エリアにオープンして、9月25日で半年が過ぎた。
広い窓からは吉祥寺駅を発着する電車が見えるロケーションが特徴。店主の水口健さんと、ビールの仕入れと調理を担当するさとういくこさんの2人が「自分たちが行きたいと思う店を具現化したい」という思いで開業した。
提供するクラフトビールは国内外問わず8種類ほどで、常時その内容は変わる。さとうさんがこれまで店やイベントに足を運び、そこで培った人脈によって仕入れを行うという。「お客さまには品ぞろえの豊富さに驚かれる」とさとうさん。「自分がおいしいと感じるビールだけでなく、飲みやすいビールも取り扱う。クラフトビールが好きな人も苦手意識がある人も楽しめる」とも。
サイダー(リンゴを発酵した醸造酒)も用意する同店。「タップからサイダーを提供する店は吉祥寺では珍しい。その特色を地域に広めていきたい」と水口さん。
「クラフトビールの魅力は奥深いが、敷居は決して高くない。来店理由が『目の前を走る電車を見ること』だとしても、それをきっかけにクラフトビールのおいしさを知ってもらえれば」と話す水口さんは吉祥寺出身。店を通じて地元への恩返しがしたいという思いを持つ。今後、クラフトビール専門店同士、あるいは地域とのつながりによるコラボの計画も視野に入れる。
アルコールだけでなく、ソフトドリンクやフードも用意する。ソーセージ自家製ハニーマスタード添え「プレーン(500円)」と「チーズ」(600円)が人気だという。日替わりの「ポテトサラダ」(500円)もそろえるほか、専用鍋で作るビリヤニを特別メニューとして提供することもある。
営業時間は16時~22時。