サステナブル(持続可能)なアートを作る「サステナブルアートプロジェクト」が7月28日、吉祥寺パルコ(武蔵野市吉祥寺本町1)で始まった。
サステナブルに関して同館は9月、館内のショップや地域の事業者と共にサステナブルをテーマにしたポップアップストアやイベントなどの活動を予定する。
活動に先立ち、今回のプロジェクトで不要になった布を広く回収し藍染アート作品を制作。同館広報担当者の酒井彩さんは「継ぎはぎするなどしながら衣服や寝具などを長く大事に使う考え方に着想を得て、地域の皆さんとのつながりやより良い未来を築いていければとプロジェクトを立ち上げた」と話す。
プロジェクトでは、自然由来の染色法「天然藍灰汁発酵建(あくはっこうだて)」を軸に藍染めプロダクトを制作するコレクティブ「OGIDNIS(オギニス)」が集めた布に藍染めを施し、アート作品を制作する。9月のイベントに展示する。
酒井さんは「プロジェクト始動からすぐに布を寄付してくれる人がいるなど、関心を寄せてもらっている」と話す。回収では、同館2階下りエレベーター踊り場付近にボックスを設置する。回収する布の素材は綿や麻、ポリエステル混紡で、色は白、オフオワイト、生成り、グレーを基準としたシンプルなデザインの布や服。ワンポイント程度のプリントや刺しゅうは可。返却には応じない。
回収期間は8月13日まで。