イタリアンを提供し、店頭でパンを販売する「Cetara di Daisuke(チェターラ ディ ダイスケ)」(武蔵野市吉祥寺本町4、TEL 080-2381-8905)が7月26日、吉祥寺の中道通り沿いにオープンした。
カウンター席とテーブル席を備える「Cetara di Daisuke(チェターラ ディ ダイスケ)」の店内
店主でオーナーシェフの佐藤大介さんが「地元の吉祥寺に店を持ちたい」との思いをかなえて開いた同店。佐藤さんは日本橋高島屋で営業する片岡護シェフ監修の「アルポルトカフェ」で8年間の勤務を経て、イタリア南部の港町・チェターラで1年修業した経験を持つ。「修業先を探して国内を見て回る中、海の色と人柄に魅せられて選んだ街がチェターラだった」と振り返る。
ロゴマークにはグラスワインと魚を配した。「アルポルトは魚介料理が得意。チェターラも漁村なので、ワインと魚を一緒に楽しんでほしいとの思いを込めた」と佐藤さん。テントとドアに使った青色はチェターラの海と空をイメージしたという。
場所は中道通りで長く続いた「井田たばこ店」の跡。店舗面積は40平方メートル。カウンター席6席とテーブル3卓・椅子6脚を備える。
メニューは、日替わりで提供する前菜盛り合わせ(1,540円)、やりいかのフリット(990円)、おさかなアクアパッツァCetara風(2,420円)、パスタ、リゾット、ピザなど。ランチはセットで、前菜サラダプレート、パン、日替わり2種類と夏のお薦め「余市トマトの冷製カッペリーナ」から選べるパスタ、ドリンク(1,980円)を用意する。
ドリンクはグラス(770円)からボトルまでイタリアワインを取りそろえる。ビールはバラデン(イザック990円)など。ソフトドリンクは「こだわり葡萄(ぶどう)ジュース」(赤・白550円)、ブラッドオレンジ(微炭酸)、カプチーノ(以上770円)などを提供する。
店頭では三鷹の中央通り沿いで営業する「ベーカリーカフェデリス」とコラボレーションしたパンを販売する。「店内に奥行きがあることはドアの外からだと分かりにくい。お客さまがパンを買うことで店の中を知ってもらえたら」と佐藤さん。
「今は地元の仲間や近所の人が来てくれるが、夢だった自分の店を持ったこれからが勝負。この空間を通して人と人や人と食材などが出会い、つながり、それを紡いでいけるような店にしていきたい」と意気込みを見せる。
営業時間は、11時~15時(ランチ)、17時30分~22時(ディナー)。水曜定休。ベーカリーは11時~22時(売り切れ次第終了)。火曜・水曜定休。