タツノコプロ(武蔵野市)のキャラクターをあしらった横断幕が現在、吉祥寺サンロード商店街(武蔵野市吉祥寺本町)にお目見えしている。
夏と冬の2回、吉祥寺にゆかりある漫画家らが手がける横断幕。漫画家、イラストレーターらとのコラボレーションが始まったのは2016(平成28)年の冬。キン・シオタニさん、江口寿史さん、西原理恵子さん、福本伸行さんをはじめ、昨年は、夏を「ろくでなしBLUES」などの作品で知られる森田まさのりさんが、冬をイラストレーターの水森亜土さんが、それぞれメインビィジュアルを手がけた。今回は20日から始まる「サンロードウインタースクラッチセール」に合わせての掲出。夏に引き続き、タツノコプロのキャラクターを採用する。
「マッハGOGOGO」「科学忍者隊ガッチャマン」「タイムボカンシリーズ」などの作品を作ってきたタツノコプロは、10月に創立60周年を迎えた。60周年を記念する今回の横断幕には、1969(昭和44)年のテレビアニメ作品「ハクション大魔王」をメインビジュアルに採用。くしゃみをするとつぼの中から現れるハクション大魔王や、あくびをすると出現するあくびちゃんなどのキャラクターをあしらう。
「水森さんのイラストは年を重ねた人には懐かしいと反響が大きく、初めて見る若い人にはかわいいと好評だった。商店街で数百メートルにわたって掲出するので、作品を提供してくれる作者からも『目立つところに飾ってくれてうれしい』と言ってもらっている」と同商店街振興組合事務局長の水野健造さん。「現在の魔王とあくびちゃんは吉田すずかさん監修によるデザインで、あくびGirlとして人気が再燃しているキャラクター。フラッグには、タツノコプロのキャラクターがほかにもたくさん登場しているので、歩いたり買い物したりながら楽しんでもらえたら」と話す。
タツノコプロのキャラクターは、参加店が1,000円の買い物で1枚スクラッチカードを配布するウィンタースクタッチセールの景品の一つ「ラッキー賞」にも使う。
横断幕の掲出は12月26日まで。