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吉祥寺シアターで「吉祥寺ダンス ラボ」 短歌とダンスのコラボで

涌田悠さん ©金子愛帆

涌田悠さん ©金子愛帆

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 劇場プロデュース公演「吉祥寺ダンスLAB.(ラボ)vol.5『千年とハッ』」が12月11日、吉祥寺シアター(武蔵野市吉祥寺本町1)で開催される。

田上碧さん

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 演劇やダンスの公演を通年行っている同劇場主催事業で、「気鋭の若手ダンサーと異ジャンルとのコラボレーションによる実験公演」として2019年から、音楽家、作家・演出家らとコラボしてきた。前回は美術家の力石咲さんと、ダンサー・振付家の水越朋さんが編み物とダンスのコラボを上演した。

 第5回となる今回は、「短歌を詠むダンサー」として活動を続ける涌田悠さんと、声と歌を使ったパフォーマンスを行うボーカリストの田上碧さんを迎え、新作ダンス作品を制作した。3歳でモダンダンスを始めた涌田さんは振付家として言葉と踊りの関係性に興味を持ち、2014(平成26)年から自作短歌と共に踊る作品「短歌deダンスシリーズ」を手がけてきた。単独公演を行うほか、歌人として受賞履歴も持つ。

 田上さんは野外や劇場空間などの場で、体一つで歌うことから活動を始める。2019年、インドネシア滞在を経て2020年、歌、語り、「ボイス(=身体表現)」を織り交ぜた長編の歌「触覚が無限にのびる虫」を発表。現在は自作曲の弾き語りを中心に活動する。

 同シアターで制作を担当する吉田恭大さんは「吉祥寺駅前、サンロード商店街、井の頭公園など吉祥寺の街中でアーティスト二人が観察した『言葉』から、ダンス作品ができた。言葉と声、身体と歌、呼吸と身ぶり、いくつものレイヤーを掛け合わせた、今、ここでしかできない舞台表現を見てもらえたら」と話し、「吉祥寺の街の実際の風景を思い出しながら、舞台上の歌や声を楽しんでほしい」と来場を呼びかける。

 開演は13時と18時からの2回。料金は、一般=3,000円、武蔵野市在住・在勤・在学=2,700円、29歳以下=2,500円(以上、要証明)。未就学児入場不可。8日20時から試演会を行う(入場料は一律2,500円)。

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