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「フランス パティスリーウィーク」に「エーケーラボ」参加 菓子にバオバブ使う

「patisserie A.K Labo」がバオバブの果実を使って作るミルフィーユ「ムルンダヴァ」

「patisserie A.K Labo」がバオバブの果実を使って作るミルフィーユ「ムルンダヴァ」

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 さまざまな店のフランス菓子が楽しめる「フランス パティスリーウィーク 2022」が7月1日から、全国のパティスリーなど150店舗で開催される。武蔵野市エリアからはフランス菓子店「patisserie A.K Labo(パティスリー エーケーラボ)」(武蔵野市中町3 TEL 0422-38-9727)が参加する。

バオバブの果実

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 2021年に関東圏のパティスリーなど52店舗が参加し、初めて行った企画。期間中、参加する全てのパティスリー、レストラン、ホテルのパティシエが、同じテーマの菓子を一斉に提供する。昨年はフランスの伝統菓子「パリ・ブレスト」にちなむ「パリ・トーキョー」をテーマに掲げた。

 2年目となる今年は「ミルフィーユ」にちなんだオリジナルスイーツを提供する。ミルフィーユはフランス語で「千枚の葉」を意味し、3枚の「フィユタージュ」と呼ばれるパイ生地に「クレーム・パティシエール」(カスタードクリーム)を挟み、表面を水と砂糖で作るフォンダン(アイシング)で飾るのが基本スタイル。

 オーナーでパティシエの庄司あかねさんが手がける「エーケーラボ」は今年3月に19周年を迎えた。焼き菓子、生ケーキ、パンのほか、95県に分かれたフランスの地方にまつわる菓子を毎月1県ずつ作り販売している。今回はバオバブの果実を使った「ムルンダヴァ」(486円)を提供する。

 毎年同店では、マダガスカルの女性と共にラフィアヤシを使ったバッグや小物などを作る「ラフィティア」の展示販売を行っている。主催する井口あゆみさんからバオバブを使った菓子作りの依頼があったことがきっかけになったという。庄司さんは「話を聞きマダガスカルへの興味が湧いた。バオバブを使うことでバオバブ林保護につながると聞き、人気のあるミルフィーユで表現できたらと考えた。しっかりめのカスタードクリームの中にバオバブを使ったクリームを入れ、優しい食べ口に仕上げた」と話す。

 菓子名はマダガスカルにあるバオバブ林の名前に由来する。「栄養価の高いスーパーフードでもある。この機会に珍しい果実の味わいを楽しんでもらえたら」と呼びかける。

 エーケーラボの営業時間は11時~18時。月曜~木曜定休。7月31日まで。

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