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猫専門のセレクトショップ「ネコセカイ」 が移転 プレールーム新設

中道通りにオープンした「ネコセカイ」の外観 猫が遊ぶショールームを店頭に備える

中道通りにオープンした「ネコセカイ」の外観 猫が遊ぶショールームを店頭に備える

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 吉祥寺の中道通り沿いに新築のスモールビル「CORETAS(コレタス)吉祥寺」(武蔵野市吉祥寺本町4)1階に、小猫や猫のペット用品、猫雑貨などを販売する「ネコセカイ吉祥寺本店」(TEL 0422-27-2612)が、コピス吉祥寺A館(吉祥寺本町1)から移転リニューアルオープンして1カ月がたった。

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 経営は「Cat Labo」(埼玉県越谷市)。2021年3月オープンの2号店「ネコセカイ二子玉川店」(世田谷区)も経営する。「ネコセカイ」の店名は猫のライフスタイルの中に飼い主がいるというコンセプトで付けたという。

 2012(平成24)年にオープンした1号店の場所に吉祥寺を選んだのは、「吉祥寺には2010(平成22)年に始まった『吉祥寺ねこ祭り』があり、猫にまつわる作品を展示するギャラリーや雑貨店が当時から点在し、愛猫家が多く住む地域という認識があったから」と、1号店出店時から店を取り仕切る店舗運営総括マネジャーの三井保奈美さんは話す。

 1号店の営業は商業施設の中だったため、店舗更新の2022年1月に合わせて「路面店」「1階」「ペットショップ可能」で移転先を探し始めた。2021年3月頃から中道通り近くに住み始めたこともあり、偶然見かけた建築中の物件が条件に合うとアプローチしたところ、ビルのオーナーが猫好きだったこともあって話しが進み、2021年12月に契約し、移転オープンにこぎ着けた。「店が家から近くになったので、猫に何かあれば飛んでいけるし、従業員に何かあれば代わることもできる」と三井さん。

 移転したことで客層が変わり、売れるものも変わったという。「中道通りは人通りも多いため、猫と暮らす中での悩み相談を受けるなど密接に関わることができているような気がする。以前は猫に外を見せることができず、それが悩みだったが、今は日差しの入る部屋で日なたぼっこしたり、より広い部屋で自由に遊べたりできるようになった」

 店舗面積は約35.60坪。新店舗では猫と飼い主が一緒に買い物できるようプレールームを設けた。「ハーネスの試着などもできると来店するお客さまが増えた」という。トリミングブース(3月末から工事予定。準備が整い次第、4~5月に営業開始予定)も備える。

 子猫用ショーケースは入り口に大部屋1部屋、小部屋4部屋を用意。猫の数は平均5、6匹、場所は日ごとに変わる。販売は、ハンモック、ベッド・ソファ、キャリーバッグ、首輪、カラー、ハーネス、爪とぎ、キャットタワー、おもちゃ、トイレ用品、猫砂、ケア用品、消臭剤、食器、給水器、キャットフード、おやつ、猫草などオリジナル商品を含めて約5,000点をそろえる。他に猫を配した時計やポーチ、マグカップなどの雑貨も。

 今年、吉祥寺の街で10年目を迎える同店。三井さんは「今までよりもさらに猫への悩みがあれば駆け込みで安心して来店できる場所を目指したい。今後は地域猫への支援活動範囲も広げていく。猫の魅力を知るきっかけとなる店作りを皆さんの意見を取り入れながらしていきたい」と意気込む。

 営業時間は10時~20時。

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