フランス人建築家・2m26が手掛ける家具の展示「2m26 avec Komako Sakai(ニメートルニジュウロク アベック コマコ サカイ)」が10月8日、吉祥寺の「PLAY! KICHIJOJI」(武蔵野市吉祥寺本町2)で始まった。
「PLAY!MUSEUM」で開催中の「みみをすますように 酒井駒子」展の様子
グリーンスプリングス(立川市)内にある「絵とことば」がテーマの美術館「PLAY!MUSEUM」で開催中の企画展示「みみをすますように 酒井駒子」展に合わせて行う。酒井さんは「よるくま」や「金曜日の砂糖ちゃん」などを手掛ける絵本作家で、自身初の本格的な個展という同展には、これまでに刊行した20冊を超す絵本を中心に、絵本や書籍の原画約250点などを並べる。
同展の空間デザインと展示器具の制作を担う2m26は、建築家、アーティストのセバスチャン・ルノーさんとメラニー・エレスバクさんが2015(平成27)年に設立したブランド。期間中はテーブルやスツール、ベンチなどの家具を受注販売する。ほかに美術館に併設する「PLAY!SHOP」で扱う酒井駒子展オリジナルグッズから、同ブランドがデザインしたフレームで額装した「複製原画」(6万6,000円~9万9,000円)や「ポストカードスタンド」(2,200円)と、絵本にちなんだジャムや画集なども用意する。併せて、京都市左京区にある「Millet」のハーブティーと吉祥寺「andoh coffee」のコーヒー(各200円)を提供する。
PLAY!広報の森田藍子さんは「2m26の家具は自然や環境を重視し、実用性を追究している。国産杉を生かしたシンプルで美しい家具と共に、酒井さんのグッズや絵本を見たり、ドリンクを楽しんでもらえたら」と呼び掛ける。
開催時間は12時~17時(木曜・金曜・土曜・日曜のみ)。入場無料。11月7日まで。