吉祥寺で17年続き焼き鳥や豚料理を中心に提供する「吉祥寺っ子居酒屋旨(うま)串とりとん」(武蔵野市吉祥寺南町1、TEL 0422-46-2417)で現在、大ジョッキの「お茶ハイ」を飲んで、「子ども食堂」の活動を支援する「茶リティープロジェクト」が行われている。
本社が吉祥寺で国内に居酒屋など飲食事業を展開するファイブグループ(吉祥寺本町2)が企画した同プロジェクト。約100店が導入した「チャリティーメニュー」を通じて、出店地域の「子ども食堂」を支援する活動への寄付金を預かるもの。5月5日の「子どもの日」にスタートしたが、同店では延長された3度目の緊急事態宣言が解除された6月21日に再開した。
昨年「串とあて巻き居酒屋大悟藤沢」で「子ども食堂」を始めるなど、以前から有志が集まって支援に取り組んできた同グループ。とりとん事業部ブランドディレクターで「子ども食堂」を支援する「おむすびプロジェクト」吉祥寺リーダーでもある荒川宏幸さんは「コロナ禍の収まりが見えない中、公園が閉鎖された現実を見て、子どもたちが外で遊べないまま育ったらまずいと感じた。地域とつながっている居酒屋として、地域を支える楽しい活動ができないかと考え、子どもが遊ぶ居場所を提供したい」との思いから企画を実現したという。
吉祥寺の「茶リティー」提供店は、らぁ麺さわ田吉祥寺店、焼き鳥さかもと、ガブ飲み処鬼ぞりゴリラ吉祥寺店、薄利多賣半兵ヱ吉祥寺駅前店など9店。各店での値段は異なるが、寄付は1杯につき50円。同店では、ウーロンハイ、緑茶ハイ、・紅茶ハイ、ジャスミンハイ、そば茶ハイ、麦茶ハイ(以上770円)の6種類を用意。「お得感のある大ジョッキでお気に入りのドリンクを飲むことで、吉祥寺にいいことをしているという気持ちになってもらえたら」と荒川さん。
「『吉祥寺っ子居酒屋旨串とりとん』はファイブグループのオリジナルブランド1号店。吉祥寺に愛されて一番長く続けてこられた。これからも街とつながり、人と人がつながる店であり続けたい」と来店を呼び掛ける。
集まった寄付金を使って、7月4日に「子ども食堂」を開く。場所は「吉祥寺っ子居酒屋燻し家もっくん」(吉祥寺本町1)。参加費は、子ども=無料、大人=300円。
営業時間は17時~翌3時(金曜・土曜・祝日前日は翌5時まで)。現在は全日20時まで。