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吉祥寺に焼き菓子店「アンベール」 サブレ中心、体に良い素材選ぶ

「un verre」の店内に並ぶ焼き菓子

「un verre」の店内に並ぶ焼き菓子

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 サブレなどを中心にした焼き菓子店「un verre(アンベール)」(武蔵野市中町1)が2月10日、三鷹駅北口エリアにオープンした。ベーグル店「粉音」跡。

店主の武 恵さん(右)とスタッフ

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 「子どもの頃からケーキ屋さんになりたいと思っていた」と話す店主の武(タケ)恵さんは、東京とパリの製菓学校で学んだのち、店舗を持たず自宅で焼き菓子の販売を数年間行ってきた。

 「いずれは店を持ちたいという夢があった。もともとここで営業されていたベーグル店の方と姉が知り合いだった縁で店舗を移転されるという話を聞き、いいきっかけだと思って店を始めることに決めた」と話す。

 カフェ、メープル、ヘーゼルナッツ、フロマージュの4種類のサブレ(150円)、「フロランタン」(250円)のほか、「ベイクドチーズケーキ」(380円)、「チョコのかたまり」「ゴマのケーキ」(以上250円)などを用意する(取材時)。「ヘーゼルナッツサブレは、研修していたパリの店のものがおいしくて、そのレシピを元に作っている。卵を使わず国産の米あめなどセレクトした素材を使い、しっかりとよく焼いた感じに仕上げているので、ザクザクした感じを楽しんでもらえたら」と武さん。

 「体にいいものを作っていきたい」と考えたグルテンフリー「和木の実(わこのみ)ショコラ」(300円)は、おからベースの生地に、ケーキの隠し味にも使っている白みそをはじめ、甘酒、てんさい糖などの和食材を使う。武さんは「食物繊維が豊富。ヨーグルトなどに掛けて食べるのもお勧め」と話す。

 「開店して間もないのでまだ店を持った実感が湧かないが、さまざまな縁やいろいろな方の応援があって始めることができたので、皆さんに楽しんでいただけるようがんばっていきたい」と意気込みを見せる。

 営業日は隔週の水曜~金曜(2月は24日の週、3月は10日、24日の週)。営業時間は11時45分~17時(売り切れ次第閉店)。

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