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ヨドバシ裏「ワインルーム」が5周年 ニューワールドワインそろえる

ヨドバシ裏にあるワインバー「Wine Room」のエントランス

ヨドバシ裏にあるワインバー「Wine Room」のエントランス

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 吉祥寺のベルロードから一本入ったヨドバシ裏のビルにあり、ワインの販売も行うワインバー「Wine Room(ワインルーム)」(武蔵野市吉祥寺本町1、TEL 0422-27-5398)が2月24日で5周年を迎える。

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 店主・藤林恵津子さんの兄で、ビストロ「anjir(アンジール)」を吉祥寺で営業している永井利幸さんが「珍しいワインを輸入して販売したい」と2016(平成28)年にオープンした同店。藤林さんは三鷹にある実家の家業だった着物のリサイクル販売を手伝っていたのを辞めて、「飲食業は初めて」だったが「飛び込んだ」という。

 当時はまだ「ニューワールドワイン」としても一般的ではなかったアメリカやオーストラリアのものを入れた。現在は、南アフリカやレバノンなど「他店では目にしない国や地域のものを取りそろえるようにしている」。

 席数はカウンター10席、テラス席2席、折り畳み椅子3脚。必ず試飲をしてから提供するという藤林さん。「ワインだけで十分楽しめる飽きのこないもの」をボトル価格で販売する。店内で飲むには抜栓料1,000円を支払う。

 藤林さんの他にスタッフが国外に出向いて仕入れるワインは常時70種類近く。「芳潤でしっかりとしたたる香」の白ワイン「ルカツィテリ」(アゼルバイジャン、4,500円)、「数種類のブドウをブレンドした複雑さもありながら、深い香りで年間輸入量が約100本」の「グランドナパ オークヴィル」(米ナパヴァレー、1万5,000円)、ブドウ品種「オキュズギョズ」と「ボアズケレ」のブレンドで「程よい酸味とスパイシーな味わい」が特徴という「アドナン カットマン」(トルコ、4,000円)など。グラスワイン(600~800円)もそろえる。今年からビールをたる生から世界のボトルビール(600円)に変えた。日替わりで3種類を用意する。

 メニューはつまみだけで、チーズ盛り合わせ(1,200円)、ドライフルーツ盛り合わせ(500円)など。料理は無いため、定番の「絶品エスニックドライカレー」(900円、価格は全て税別)と日替わりのタパスを「anjir」から仕入れて提供する。

 近所の常連が中心だが、「ワインがメインのワインバーはあまりない。こんな店を探していた」と言われることも。「2軒目に選ばれる店」として営業を続けてきたが、コロナ禍の影響を受け、時短要請に応じて24時までの営業を20時までに繰り上げた。「テレワークなどでのストレス発散や、コロナ禍でも出勤しなければならず帰りが遅い方に、ゆっくりワインを楽しんでいただけないのが残念」と藤林さん。

 緊急事態宣言期間中は「おまかせ6本セット」(1万6,500円、税・送料込み)を1万2,000円で販売している。赤、白、スパークリングワインの希望にも対応。近所には直接届ける。

 5周年となるが、「これからも年齢や性別、業種などに関係なく、カジュアルにワインを楽しんでもらえる場所でありたい」と藤林さん。「感謝祭として特別なワインを開けるかもしれない」とほほ笑む。

 緊急事態宣言中の営業時間は15時~20時。月曜~木曜定休。

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