吉祥寺にゆかりのあるイラストレーター、キン・シオタニさんによるトークライブ「むさしのさんぽライブ#3」が12月26日、「吉祥寺シアター」(武蔵野市吉祥寺本町1、TEL 0422-22-0911)で開催される。主催は、公益財団法人武蔵野文化事業団。
「吉祥寺シアター」でキン・シオタニさん「むさしのさんぽライブ」 今年で3回目
新型コロナウイルス感染症対策を徹底したうえで実施。同ライブは、吉祥寺を拠点に活動するイラストレーターのキン・シオタニ(キンシオ)さんと吉祥寺シアターが、2018(平成30)年に始めから開始し、今回で3回目。
「吉祥寺サンロード商店街ごあんないマップ」や、武蔵野同市内にある書店「ブックスルーエ」のブックカバーなどのイラストでも知られるキン・シオタニさんは「旅するイラストレーター」とも呼ばれ、街歩きがライフワークとなっている。
同ライブは「吉祥寺に吉祥寺という寺はなぜないのか?」、「吉祥寺とは何か?むさしのとはどこか?」と毎年テーマを変え、地元・武蔵野の街を実際に歩いて見つけたさまざまな発見や、知られざる特徴や歴史などについて、街歩きの写真やイラストなどを交えながらのトークで会場を盛り上げてきた。
今回のテーマは、昭和初期に活躍した作家・太宰治。「太宰治と武蔵野」と題し、当時の三鷹・下連雀に住まいを構え、『人間失格』『斜陽』などの名作に出てくる場所や、太宰が立ち寄った場所など、太宰の愛読者でもあるキンシオさんが散歩しながら見つけた、いろいろな太宰の足跡を紹介する。
担当の大川さんは「キンシオさんのユニークな視点で見つけた武蔵野や吉祥寺の魅力がたっぷり詰まったトークライブです。武蔵野近郊にお住まいの方も、あまりこのエリアに馴染みのない方も、ライブのあとに、「むさしのさんぽ」をしてみたくなること請け合いです。今回は『太宰治』がテーマなので、太宰好き・文学好きの方にも楽しんでもらえたら」と来場を呼び掛ける。
開催時間は14時~(30分前開場)。入場料は、前売り一般=2,500円、武蔵野市民・アルテ友の会会員=2,000円。未就学児の入場不可。受付は電話(0422-54-2011、9時~22時まで。無休)またはインターネットで。