吉祥寺シアター1階で自家焙煎(ばいせん)コーヒーを提供するカフェ「吉祥なおきち」(武蔵野市吉祥寺本町1、TEL 070-1399-7028)が今春で1周年を迎えた。昨年4月に開店した同店。西東京市に2009年11月に開店した「田無なおきち」の姉妹店。「六都なおきち」「風薫る神社なおきち」に続き4店舗目。
自家焙煎カフェ「吉祥なおきち」が1周年 「北欧WALK」にも参加
店内は「ゆったりと落ち着いた時間を過ごしてほしい」とインテリアにもこだわり、北欧などの海外のアンティーク照明や家具を配した。無料Wi-Fiを備えるほかテラス席もあり、コロナ禍のテレワークにも対応している。
同店で仕入れるコーヒー豆は東ティモール産。同国の独立を目的とするフェアトレード商品「ピースコーヒー」を使用。「珍しい東ティモール産のオーガニックコーヒー豆を、手いり焙煎するという点にこだわった」と店長の矢野さん。
ドリンクメニューはシアターコーヒー(500円)など。コーヒーは注文を受けてから、本店で焙煎された豆をその場で一杯一杯ハンドドリップして提供する。
食事もオーガニックに配慮し、グルテンフリーの薬膳カレーを提供。旬のいろいろな野菜をミキサーにかけ、鳥ひき肉と豆、独自の調合をしたスパイスで煮込んだカレールーに黒米ごはんを添える。カレー、ドリンク、ミニソフトのランチット(1,000円~)も提供。
開催中のイベント「吉祥寺 北欧WALK2020」(12月27日まで)にも参加し、「Fika(フィーカ)」セット(900円)を提供する。自家製チーズケィクとコーヒー、カフェオレまたは自家製チャイが選べる。
フィーカは「コーヒータイム」「休憩」を意味するスウェーデン語。北欧の生活習慣で、主に同僚、友人、恋人、家族とお茶を楽しむことを指すという。
「カフェの街吉祥寺で、ひとりでも、親しい人たちとでも、フラッと立ち寄って休んでいこう、『フィーカ』を楽しんでもらおうというイベントのコンセプトに共感して参加した。本店同様、地元の皆さまに愛される店になれたら」と話す。
営業時間は11時30分~19時(ランチタイムは16時まで)。火曜定休(シアターのスケジュールにより延長あり)。