「遊び×ローカル」をテーマに、チームを作り、街のリソースを生かしながら事業の設計からトライアルまでを行うゼミ「ローカル遊びの再発見」が11月7日から、「KO-TO(東小金井事業創造センター)」(小金井市)で始まる。ゼミに先立ち、10月24日には同タイトルのオンライン公開講座もライブ配信する。
これまでに行われた「まちのインキュベーションゼミ」実践の様子
多摩地域で創業支援などを行うタウンキッチン、JR中央線の沿線価値向上を目指すJR中央ラインモール(以上、小金井市)、地域密着型の金融機関、多摩信用金庫(立川市)の3者が主催する。郊外において暮らしを豊かにする事業の創出を目指す「まちのインキュベーションゼミ」の3回目となる同ゼミ。2019年12月に行った1回目は「『食べる』と『まちのいい関係』」を、2回目は「これからの、家と庭」をテーマに行った。
広報担当者は「ウィズ コロナの時代、ワーケーション(ワークとバケーションから成る造語)という言葉が象徴するように、遊びと仕事の境界が曖昧になるとともに、暮らす地域を見つめ再発見することが求められているように思う。実践者の話を聞きながら、新しい事業を生み出すためのヒントを得る時間にできれば」と話す。
ゼミに先立って行うオンライン公開講座は、鎌倉、谷中、府中でまちづくりに取り組む、3人のゲストを招いて行う。キーノートスピーチに登壇するのは、ゲームや各種キャンペーンアプリ、ウェブサイトなどのコンテンツを発信するほか、まちづくりに興味のある人が集うオンラインサロンを主宰する、面白法人カヤック代表の柳澤大輔さん。ほかにHAGI STUDIO代表取締役の宮崎晃吉さんと、地元府中とアーティストの活動をつなぐ「Artist Collective Fuchu」を手掛ける芝辻 ペラン 詩子さんがパネルトークに参加する。モデレーターはタウンキッチンの北池智一郎さん。配信は14時~16時30分。(27日~11月14日まで録画配信、要申し込み)。参加費は1,000円。
担当者は「ゼミ参加を検討されている方にオンライン説明会も行っている。これからのまちづくりや働き方について最前線を知りたい方、地域をフィールドに事業や活動を始めたい、成長させたいと思っている方に、特に関心を持っていただけるプログラムになっている」と話す。
ゼミは3月13日まで。定員20人。参加無料。申し込み(1次)締め切りは10月25日。