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吉祥寺の「Maru」で「シャポールージュ弁当」 老舗の味を再現、期間限定販売

「Maru」がその味を再現した「復刻!シャポールージュ弁当」

「Maru」がその味を再現した「復刻!シャポールージュ弁当」

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 吉祥寺の和食料理店「魚貝旬菜 Maru」(武蔵野市吉祥寺本町1、TEL 0422-21-1569)が4月9日、かつて吉祥寺で56年営業を続け、2017(平成29)年に閉店した洋食店「シャポールージュ(旧バンビ)」の味を再現した弁当の販売を開始した。運営は「麦」(吉祥寺南町)。

「シャポールージュ」ファンが懐かしむ弁当の販売風景

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 2019年に創業33周年を迎え、旬の食材を使った料理と常時約30種類を用意する全国の地酒などを提供する同店。東京都の要請を受け、4月8日から営業を自粛している。スタッフの幸田さんは「休業するならば弁当やテークアウト、デリバリーなど何をしたら良いかさまざまな案を出し合った。その中で、やるのであればオンリーワンの商品で目立ち、かつ人に喜んでいただけるものをというコンセプトの下、私が昔働いていた老舗である『シャポールージュ』の味をそのままお弁当にしようと思い始めた」と振り返る。

 メニューはハンバーグ、有頭エビフライ、クリームコロッケとライスを盛り合わせた「復刻!シャポールージュ弁当」(800円)、オレンジソースをかけた「ババロア」(300円)に加え、単品で「ロールキャベツ トマトソース」(500円)を用意する。「かつてシャポールージュがそうであったように『気軽に本格的な洋食』を召し上がっていただけたら」(幸田さん)と「シャポールージュ弁当」と「ババロア」のセットは1,000円で提供する。「また『いらっしゃいませ』が言いたくて、弁当には営業再開後に同店で使える『生ビール一杯無料券』も付けた」とも。

 「我々の予想をはるかに超える反響をいただいてびっくりしている。『シャポールージュ』が長く愛され、惜しまれつつ閉店したのだという事を実感している。全てが当時のままのレシピで手作りしているので大量生産はできないが、期間限定の味をできる限りたくさんの方に召し上がっていただけたらと考えている」と意気込みを見せる。

 販売場所は同店(前日9時30分~14時に要電話予約)のほか、グループ店であるケーキ店「レモンドロップ本店」と、音楽を聴きながら料理が楽しめる「サムタイム」(共に吉祥寺本町)でも販売する(予約・取り置き不可、サムタイムは平日のみ販売)。販売時間は11時~(売り切れ次第終了)。

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