吉祥寺・五日市街道沿いにあるギャラリー「イロ」(武蔵野市吉祥寺本町1)で9月6日~8日の3日間、陶芸作家・角井理愛(つのいりえ)さんの個展が行われる。
角井さんは神奈川県横須賀市生まれ。陶芸家・吉田直嗣さんに師事した後、独立。出身地である横須賀市内に工房を構え作陶に取り組んでいる。自宅で育てているハーブや、崖が多い横須賀という土地がら多く生えているシダ植物など、生の植物を磁器土に押し当てて模様を施した作品を主に制作している。
「都内では初の個展なので自分の好きな街である吉祥寺で開きたいと思い、展示会場を探していたところ、このギャラリーに出合った」と話す角井さん。
展示販売する作品は、リムプレートやオーバル皿、フラットプレートやコーヒーカップなど日常使いの器をメインに、紙のような質感を持つ生成(きなり)色、金属のような印象の藍墨茶(あいすみちゃ)色の器に加え、新作の空色の器もそろえる。「生の植物が生み出す緻密な造形を器へと落とし込んでいるため、一つとして同じ柄のものはない。一点一点の違いを楽しみながらお気に入りの器を見つけていただければ」とも。植物の柄の無いシリーズも同展で初めて販売する。
営業時間は11時~19時(最終日は18時まで)。