「TOKYO TORIBE(トーキョートライブ)」などで人気の漫画家、井上三太さんのイベント「特集『井上三太』~ART EXHIBITION/MOVIE/POP UP SHOP~」が1月19日から、吉祥寺パルコ(武蔵野市吉祥寺本町1)地下2階にある映画館「UPLINK吉祥寺」ギャラリースペースで開催される。
日本では9年ぶりとなる原画展のために描き下ろした同スペースでしか見られないイラストや、1993年に出版されて以来、出版社を変えて発売され続けるロングセラー「TOKYO TRIBE」シリーズ作品の原画、トイフィギュアなどを展示する。
井上さんは1968(昭和43)年、フランスのパリに生まれる。1989年に「まぁだぁ」でヤングサンデー新人賞を受賞しデビュー。「TOKYO TRIBE」は続編が世界各国で翻訳出版されたほか、2006年にはアニメ化。もう一つの代表作で、2005年に実写映画化された「隣人13号」はハリウッドリメークが発表され、現在製作が進められている。2017年末よりLAに移住し、活動を展開している。
2014年に園子温監督が「TOKYO TRIBE2」を基に実写化。俳優の鈴木亮平さんとラッパーのYOUNG DAISさんのダブル主演となった映画「TOKYO TRIBE」も1月25日まで期間限定で上映する。
「TOKYO TRIBE」のキャラクター「ハシーム」が登場するオリジナルマナームービーも放映。併せて、これまでソフビ(ソフトビニール)人形やほかのトイでは製品化されてきたハシームを初めてぬいぐるみ化し、パルコとCAMPFIREが運営するクラウドファンディング「BOOSER(ブースター)」で先行発売する(一般販売開始は1月下旬~2月上旬を予定)。ぬいぐるいは同展にも展示する。
漫画以外の活動も多岐にわたる井上さんは、ウエアブランド「SANTASTIC!WEAR」や、トイブランド「SANTASTIC!GANGU」をプロデュースするほか、ブラックミュージックへの造詣も深く、各レーベルのコンピレーションCDのディレクションなどを務める。同映画館のマーケット内には期間中、「SANTASTIC!」のポップアップショップも展開する。
パルコの広報担当者は「貴重な原画に映画、ポップアップショップと井上三太の世界を存分に堪能してもらえたら」と呼び掛ける。
開催時間は9時30分~23時(映画館の営業時間に準ずる)。入場無料。2月3日まで。