巨大クレーンが動く「ごみピット」をガラス越しに眺めながら、アルコールを片手にゴミについて語らう期間限定のバーイベント「gomi_pit BAR」が1月18日・19日、武蔵野クリーンセンター(武蔵野市緑町3、TEL 0422-54-1221)で開催される。
武蔵野市では、武蔵野市観光機構とともに同クリーンセンターを核としたエコツーリズム事業の実証実験を行っている。同事業も、東京観光財団の「地域資源発掘実証プログラム事業」の取り組みの一環として行うもの。
第1弾は昨年10月、小学生とその保護者を対象に「武蔵野エコツアー」と題し、同市内のゴミの循環を、サイクリングや畑での収穫体験、クッキングなどを通し学んだ。11月には第2弾として、武蔵野市をはじめ多摩地域のゴミの灰をリサイクルして作ったエコセメントを使い、「鉢づくり教室」を行った。
第3弾となる今回の「gomi_pit BAR」を企画したきっかけについて、担当者は「クリーンセンターを見学に来る人は、エコに関心のある方や地域の小学生がメイン。普段あまり興味を持っていない方々にも来場していただき、クリーンセンターの取り組みを知ってもらえたらと考える中で、酒を飲む場を設けたらと企画した。昨年12月14日・15日に行った回も大変盛り上がった」と話す。
予約制で、バータイムと工場見学をそれぞれ1時間ずつセットにした。見学は、グッドデザイン賞も受賞した、ガラス越しに焼却炉やタービンなどのプラント機器を見ることができるコースをスタッフが案内する。
バーでは、武蔵野市内にあるシェアキッチン「MIDOLINO_」が、フードロスやエコサイクル、地産地消などを考慮した、体と環境に優しいつまみを提供。併せて、JR中央線の武蔵境駅と東小金井間の高架下にある集合店舗「ond」内で、武蔵野市の水を仕込み水としてビールを醸造する「26Kブルワリー」がクラフトビールなどを提供する。
「市内で活躍するエンターテイナーによる日替わりのショーも予定する。24時間動き続けるクレーンを眺めながら、楽しんでもらえたら」と参加を呼び掛ける。
開催時間は18日=18時~19時(予約不要、バーのみ)、19時~21時。19日=14時~16時。参加は20歳以上。参加無料(飲食代のみ実費)。メールかファクスで要申し込み(事前予約で1ドリンクサービス)。15日応募締め切り。