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三鷹駅周辺で「三鷹連雀映画祭」 オリジナル製作した短編作品も初上映

「歌う!女探偵」のキャスト、エキストラによる集合写真。手前中央が大川祥吾監督 © Showgo Ookawa/三鷹連雀映画祭実行委員会

「歌う!女探偵」のキャスト、エキストラによる集合写真。手前中央が大川祥吾監督 © Showgo Ookawa/三鷹連雀映画祭実行委員会

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 「第2回三鷹連雀映画祭」が11月22日から、三鷹シティホテル(三鷹市下連雀3)はじめ、JR三鷹駅南口周辺で開催される。

森鴎外の一文からイメージした今回のメインビジュアル

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 2010年の「三鷹コミュニティシネマ映画祭」をきっかけに、2012年有志で立ち上げた「三鷹シネマ倶楽部」が、活動の中で縁があった人や作品を応援したいと始めた同映画祭。日本映画やインディペンデント作品を中心に上映し、昨年は4日間で延べ619人が来場した。今年は15プログラム、26作品を予定する。

 実行委員会の山田浩之さんは「昨年同様、当倶楽部の活動の一つである『映画遠足』が縁で知り合った監督の作品や、俳優の出演作品を中心に上映する。ドキュメンタリー映画も3作品上映する予定で、『あした生きるという旅』に出演するキルト作家・塚田公子さんは、おととし『三鷹市美術ギャラリー』で個展も開かれた」と話す。

 「いつか君の花明かりには」を小川光一さんと共同で監督する山崎光さんは、三鷹市在住。「山崎さんは三鷹で子どもたちの防災力を高める『やろうよ!こどもぼうさい』の活動などもされている。地元ゆかりのドキュメンタリー映画の上映がプログラムに加わったことは、昨年と違い大きい」と山田さん。

 新たな取り組みとして、「歌う!女探偵」と題した短編ミュージカル映画も製作した。山田さんは「昨年、当映画祭終了後に関連イベントとして、市内のレストランや赤坂などでも上映作品の一本『太宰橋』の上映会を行った。その流れで同作品に続く、三鷹の魅力を伝える短編映画を作ろうと、三鷹フィルムコミッションの協力のもと、三鷹市内(一部武蔵野市)をロケ地に映画作りがスタートした」と振り返る。

 「昨年上映した『水戸黄門Z』の大川祥吾監督と、『追憶ダンス』の脚本を手掛けた池谷雅夫さん協力の下、出演者も大半が昨年ゲスト登壇してくださった方々。ラストシーンは三鷹駅前の中央通り商店街でダンスを踊ったら楽しいのではとエキストラを募集し、当日73人が参加してくださった」とも。

 「Cafe Hammock」を拠点に映画上映会を続ける「グッドムービークラブ」も引き続き企画に参加し、三鷹市在住の女優、桐原三枝さんの主演作品を2本上映するほか、三鷹市市民協働センター、三鷹産業プラザが新たに会場として加わった。

 「今年もプログラムごと、上映後に監督や出演者によるトークを予定している。いつか当映画祭に合わせて、三鷹中で上映会や映画関連イベントが行われるような、そんな夢に近づける第一歩となリたい」と意気込みを見せる。

 上映時間、入場料は各会場、プログラムに準ずる。今月25日まで。

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