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三鷹の「カフェ・ハンモック」が1周年 人が集う場所から街づくりも視野に

1周年を迎えた「Cafe Hammock」店内の様子

1周年を迎えた「Cafe Hammock」店内の様子

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 三鷹の「Cafe Hammock(カフェ・ハンモック)」(三鷹市下連雀3、TEL 0422-26-8677)が6月1日、オープンして1周年を迎えた。

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 2017年、同市内にあったコワーキングスペースが移転しリニューアルオープンした同店。同日行った「アニバーサリー・パーティー」では、代表の小長谷有さんがこの1年の報告と未来に向けての抱負について話した。

 小長谷さんは「まだ1年しかたっていないのだと改めて思った。3年近くたったではと感じるほどの出来事や人との出会いに恵まれ、皆さんのおかげでここまで来られた」と振り返る。

 「人が集まれる場所があることで、何か新しく生まれればと考えていたが、1年を通して多数の映画上映イベントを行ったり、ギャラリーとして利用いただいたり、コミュニティーが広がったのでは」とも。

 映画は、藤田琳さんの声掛けで小長谷さんら5人が結成した「グッドムービークラブ」による上映のほか、映画業界について学べる「popcorn(ポップコーン)スクール」卒業生による上映会も行われた。

 小長谷さんは「当クラブでの上映会は、店があることで、自分たちがやりたいことを仲間と共に実現することができた活動の一つ。同スクールの卒業生は、当店で上映をするならどういったイベントが良いかを勉強会の最後の課題のテーマに掲げてくださり、映画や人の出会いが全て日々のスパイスというコンセプトで、映画の上映とともにカレーを提供した。上映だけではなくプラスアルファを共有できる点は当店らしさを体現していると思う」と話す。

 店内の壁をギャラリーとして使った展示も、近隣の学生を中心に5回開催。「一つの展示が1カ月と長い。展示して終わりでなく、展示を見た人がまた展示を希望したり、展示をした人同士がつながって新たな企画が生まれたり、人の輪の広がりが見られた」と小長谷さん。

 新たな取り組みとして、これまで同じだった運営会社とカフェのロゴをそれぞれ一新する。会社には、人と人とのつながりを小さい糸の集合体でできたロープになぞらえたロゴを、カフェには店内のハンモックをイメージしたロゴをデザインする。

 「カフェの運営で学んだ知見を生かし、今後は街づくりにも積極的に関わっていけたら。カフェという場を提供しながら、『好きな場所で好きな人と好きなことをやろう』と掲げている会社のコンセプトを、場所に限定されずより広い視野を持って実現させていきたい」と意気込みを見せる。

 営業時間は13時~21時。

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