「絵本」を通して人と人とのコミュニケーションを楽しむ「三鷹まるごと絵本市」が10月21日から、三鷹市内各所で開催される。主催はみたか・子どもと絵本プロジェクト連絡会(みこえぷ)。
「コノトガク」の「へんしんフォトスポット」はウクライナ民話「てぶくろ」がテーマ。手作りの動物の衣装も
今年6回目を迎える同イベント。2013年に始まって以来、三鷹駅前エリアを中心に行ってきたが、昨年から三鷹全域へと開催範囲を広げた。畳、時計やそば店、カフェなどのショップや施設のほか、「三鷹市星と森と絵本の家」(大沢)や、市内の各図書館、コミュニティーセンターも参加する。担当者は「これまでチラシなどを置いていた子育て支援ひろばも今年は数多く参加してくださり、絵本や手遊びが楽しめる」と話す。
23日を除く期間中、10時~16時には「みたかスペースあいプラス」(三鷹市下連雀3)に案内所として「絵本市ステーション」を設ける。「当イベントの楽しみ方を案内したり、香りをテーマにしたイベントや羊毛ワークショップ、ブックトークなども行ったりする予定。お薦めの絵本や三鷹ゆかりの絵本作家の絵本も自由に読むことができるスペースなので気軽に立ち寄ってもらえたら」と担当者。
市民から広く企画を募集し、絵本の世界をより深く楽しめるワークショップや音楽ライブも数多く予定する。昨年に引き続き女性2人組の「コノトガク」は「へんしんフォトスポット」を行う。昨年は「ブレーメンの音楽隊」のセットを手作りしたが、今年はウクライナ民話「てぶくろ」をテーマに、手作りの動物の衣装を着て、絵本の世界に入ったような写真が撮れるスポットを提供する。
最終日の28日は「絵本の世界を楽しみつくすDAY」と題し、11時~17時に「三鷹産業プラザ」7階でイベントを行う。「妖怪になって大行進~!」は、三鷹在住の絵本作家・広瀬克也さんと一緒に、新聞紙などを使って自分だけの妖怪帽子を作るワークショップ。「事前申し込みは満席だが、当日も20人受け付ける。帽子が完成したら、街に出て妖怪大行進をする予定」と担当者。
そのほか絵本作家のはまのゆかさんと作る「とびだす2コマ絵本をつくろう!」や、影絵劇、絵本と歌のミニコンサートなどを行うほか、絵本カフェでは飲食も提供する。
参加費は各イベントに準ずる。28日まで。関連イベントはチラシ、フェイスブックなどで確認できる。