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三鷹で「三鷹まるごと絵本市」 店と人、地域を絵本でつなぐ

キャラクター「ミタカメくん」は出口かずみさんのデザイン

キャラクター「ミタカメくん」は出口かずみさんのデザイン

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 三鷹で10月17日から、「三鷹まるごと絵本市」が開催される。主催はみたか・子どもと絵本プロジェクト連絡会(みこえぷ)。

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 2013年、あらゆる世代の人が「絵本」をキーワードにつながり、地域コミュニティーを元気にしていけたらと始まった同イベント。1回目開催時には駅前の商店などと市民が一体となり、各店での絵本展示、読み聞かせやワークショップ、展覧会、スタンプラリーなどを行い、7400人を超える参加者を記録した。履物店には「げた」が、そば店には「そば」が登場する絵本が飾られ、普段足を運ぶ機会が少ない店にも親子連れなどが立ち寄り、絵本をきっかけにしたコミュニケーションが活発に行われたという。

 続く2014年、2015年には、全国200カ所以上で絵本ライブを開いてきた父親たちの絵本ユニット「パパ’s絵本プロジェクト」による絵本ライブや、詩人・谷川俊太郎さんのトークイベント、絵本をテーマにしたフリーマーケット「ひとはこ絵本市」などが行われた。駅前の交差点には「TOKYO PLAY」によるオリジナルの遊び空間も出現、人工芝を敷いて子どもが思い思いに遊んだり、道路にチョークで絵を描いたりして楽しむ企画も行われた。

 4回目を迎える今年は、「絵本やいろいろやる十輝」のおはなし会でスタート。23日には駅前の歩行者天国でマルシェなどを行う「駅前ストリートパーティー」と連動し、メインイベント「ぎゅっと楽しむ絵本DAY!」を予定する。絵本作家スギヤマカナヨさんを招いたワークショプ「ぼくのまち、わたしのまちをつくろう!」や「豆本・まめ豆本作り」、自分の描いた絵を使った「缶バッジ作り」などのワークショップを行うほか、ICUグローカルミタカをはじめ、絵本作家などさまざまな読み手による青空おはなし会も併せて開催。関連イベントとして、天文ライター梅本真由美さんによる講演会「絵本の宇宙」と「ひとはこ絵本市」も続く。

 主催者代表の小谷さんは「今回も南口駅前周辺を中心に47の店や施設が参加している。それぞれの店主が薦める絵本を見て回るのもおすすめ。イベントをきっかけに新たな絵本と出合ったり、絵本と親しんでもらえたりしていただければうれしい」と参加を呼び掛ける。

 10月23日まで(関連イベントは30日まで)。

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