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吉祥寺の「富士山が見える」カフェスタンド閉店 移転へ

カブーン入り口のガラス越しに見える銭湯絵の富士山

カブーン入り口のガラス越しに見える銭湯絵の富士山

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 吉祥寺の中道通りから路地を入った場所で営業する店内にペンキで富士山の銭湯絵を描いたカフェスタンド「Capoon(カプーン)」(武蔵野市吉祥寺本町4)が6月12日で閉店する。

 「カフェを通じて日本の文化を世界に発信したい」とオーナーの古田和貴さんが昨年12月6日にオープンした同店。「日本の伝統を知ることは外国人には敷居が高い。コーヒーを飲みながら『銭湯絵』を見ることで普段の日本文化を知ってほしい」と、日本に3人しかいない「ペンキ絵師」の田中みずきさんに富士山を描いてもらった。

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 店の入り口は斜めのガラス張り、ペンキ絵のキャンパスに適する白い壁の3坪。「日本には珍しい変わった空間が気に入り、銭湯絵を描くことを受け入れてくれる寛容さが吉祥寺にはあると感じて」ここを選んだ。店名はカフェ=Cafe+日本=Nipponを組み合わせて作った造語だという。

 店を宣伝するポスターとして開店時は奥に富士山を描いたが、途中表通りから見える場所に描き直した。「外から眺めて興味を持って来店する方が増えた。来店者の3割は外国人でタイやバンコクが多い」と古田さん。

 メニューは「焙煎(ばいせん)職人の仕事ぶりを伝えたくて選んだ」オニバスコーヒーを使ったカフェラテ、アイスラテ(460円)。アメリカーノ(420円)、アイスアメリカーノ(460円)、水出しアイスコーヒー(400円)。紫色のリバースフジティー(500円)、スパークリングレモネード(520円)、福岡県八女市の抹茶を使ったラテ(480円)、アイス抹茶ラテ(500円)、朝採れバナナを入れ、きび砂糖で味付けした「抹茶バナナフラッペ」(540円)。八女の紅茶(420円)など。

 日本のアーティストを世界に伝えるため、絵を展示するギャラリーとして貸し出しも行う。

 「吉祥寺の営業ではイメージ通りだったことと思い通りにならなかったことを経験できた。移転した先で何をするのかもう考えは決まっている。そのため準備期間には日本各地のカフェを回る。次への展開を期待してほしい」と意気込みを見せる。

 営業時間は11時~19時。火曜定休。