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吉祥寺ファミリーシアタープロジェクト 家族で鑑賞、参加できる演劇イベント

これまでに別会場で行った「よみしばい」上演の様子。写真は「走れ!メロス!」

これまでに別会場で行った「よみしばい」上演の様子。写真は「走れ!メロス!」

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 吉祥寺シアター(武蔵野市吉祥寺本町1、TEL 0422-22-0911)で6月1日から、子どもとその保護者を対象にした「吉祥寺ファミリーシアタープロジェクト」が開催される。

舞台に上がり、参加しながら芝居や劇場空間を楽しむ子どもたち

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 小さい頃から劇場や舞台芸術に親しんでもらうことを目的に、未就学児も鑑賞できる演目やワークショップなど、「みる」「あそぶ」「つくる」の3種類のプログラムを用意する。担当者は「劇場をまるで『遊び場』のようにして自由に過ごせる劇場開放タイムも設ける。舞台芸術作品に触れ、面白さを知ってもらうだけでなく、保護者も楽しむことで息抜きの時間にもなれればと企画した」と話す。

 同開放タイム(「あそぶ」プログラム)は、普段上がることのできないステージ上で、用意した模造紙に自由に絵を描いたり、「Theatre Ort」劇団員の小林至さんとバルーンアート体験を楽しんだりすることができる。

 「みる」は、数人の俳優が登場人物を一人で何役も演じ分ける「よみしばい」と題したプログラムを用意。「読み聞かせの気軽さと芝居の迫力を兼ね備え、短時間で芝居の楽しさや豊かさを体験してもらえるのでは」と担当者。1日は「雪の女王」を、2日は「走れ!メロス!」を上演する。

 「つくる」は「みんなでお絵かき、舞台を飾っちゃおう!」と題したプログラム。内野しんさんを講師に招き、チョークアートを使ってアクリル板や布に絵を描くワークショップを行う予定。作ったものは3日に生演奏とともに上演する「ピノッキオの冒険」の舞台美術になる。

 担当者は「家族で観劇する習慣を育み、劇場が人々の交流の場としてのにぎわいも生み出せれば。舞台を通して子どもの豊かな感性を養い、一人でも多くの方が劇場に足を運んでくださるような未来につなげていきたい」と話す。

 「子どもができて劇場になかなか足を運べないという大人にも満足してもらえるような本格的な仕上がりの作品を上演する。全て入退場自由なので、お子さまが泣いたり、はしゃいで大声を出したりしても大丈夫。授乳、おむつ替えスペースをイベント中はロビーに用意しているので、乳幼児連れの方も、公園や児童館に遊びに来るような感覚で気軽に参加してもらえたら」と呼び掛ける。

 開催時間は両日とも「よみしばい」=11時~(約30分)、「劇場解放タイム」=13時~13時50分、「ワークショップ」=14時~14時50分。入場無料、予約不要。3日の演劇公演は11時~、14時~(約45分)。全席自由。入場料は高校生以上=500円、小中学生=300円、未就学児は膝上無料。

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