吉祥寺の商業施設コピス前吉祥寺デッキ(武蔵野市吉祥寺本町1)で4月8日、パン店の集まる日曜マーケット「パンイチ!vol.18~カンパーニュ博覧会」が開催される。
子育てをしながらパン店を営む「パンのオオトヤ」のオオトヨウコさんと「中田ベーカリー」の中田よしこさんが、「パンを通して、いつもとはちょっと違う休日の朝を届けたい」と2014年に始めた同イベント。
2~3カ月に1回、井の頭自然文化園近くのレンタルスペース「ニューロ吉祥寺」(現在は閉店)で開き、3周年を迎えた2017年6月に初めて会場を同デッキに移し「大パンイチ!」と題して開催。中田さんは「より吉祥寺の中心部になって分かりやすくなったことに併せ開催スペースが広がり、多くの出店者の方に参加していただけるようになった」と話す。
「もともと当イベントを知っていた方だけでなく、偶然通り掛かったお客さまも立ち寄ってくださり、来場者数も2000人を超え、多くの方に楽しんでいただけたのでは。オープン時に人があふれてしまい、今後整理券を配布するなど課題もあるが、皆さんが喜んで笑顔になれるイベントにしていければ」とも。
今回は新潟や京都、山梨などのパン店に声を掛け、計9店がパンを並べる。参加店は主催の2店のほか、「かふぇふりゅい」「雲雀(ひばり)の小麦工房」「気まぐれ酵母 ぶんぱん」「おでかけパン屋sedon」「Bitteのパン」「パン教室のび」「パンとごはんAOW」。
初の試みとして「カンパーニュ博覧会」と題し、全国からセレクトしたカンパーニュも並べる。「小麦、塩、酵母、水のみで作られるカンパーニュは、シンプルだからこそ、それぞれの店のこだわりが表れると思う。トーストしたりサンドイッチにしたり楽しみ方も無限大」と中田さん。「ヤマGEN」(熊本)、「麦ノ屋」(鳥取)、「MUGIFUMI」(神奈川)、「tatabel」(東京)ほか、京都、山梨、新潟などの人気店のカンパーニュも並ぶ予定。
そのほか、「wata焼き菓子」「ビーガンマサラ食堂べじ屋」「darumare」が手掛ける焼き菓子や、「紅茶専門店yugen」の紅茶、「こどものジャム専門店こどもも」のジャムも販売する。
中田さんは「ゴロゴロと並べる大きなカンパーニュや、普段出合えない遠方のパン店のパンなど楽しんでもらえたら」と来場を呼び掛ける。
開催時間は12時~17時。入場無料。