吉祥寺のパルコそばに8月8日、台湾スイーツ店「MeetFresh 芋鮮仙(ミートフレッシュ シェンユイシェン)」(武蔵野市吉祥寺本町1、TEL 0422-27-5939)がオープンした。席数は1階8席、2階36席。
2階のイートインスペースの様子。壁には台湾で見つけた雑貨が飾られている
台湾の台中でフーきょうだいが始めた小さな店からスタートし、現在は台湾、中国を中心に世界各国に500店を展開する。日本には4月に初上陸。同店は、赤羽にある2店舗に続く3号店となる。
建築事務所で、同店の運営も手掛けるスムースデザインの関根伸明社長は「当社は青島と上海に分社があり中国で長く仕事をしてきた。現地では老若男女が集まる親しみある店で、日本にもできたらと思っていた。本社がある赤羽に似合うスイーツ店を探していたこともあり、当店が合うのではと考えた」と出店のきっかけを話す。
「地域に根を張って長く続く店になれればと考えた。赤羽同様、おもむきのある商店街に出したいといろいろな街を歩いた中で、さまざまな個性のあるエリアが集まる吉祥寺が一番活気にあふれ、主婦層も多く流動していたので出店を決めた」とも。
店名の「MeetFresh」には、今までなじみのないスイーツに、日本だけでなく海外の人にも「新鮮な気持ちで出合ってもらえたら」との思いが込められているという。
無添加、手作りで作られた台湾の伝統的なメニューが中心。サツマイモやタロイモから作ったお餅のような団子が入った「芋園(いもえん)」はハト麦やタピオカ、ピーナツ、あずきなど数種をトッピング。ほかに仙薬をゼリーにした「仙草(せんそう)」や大豆から作った「豆花(トウファ)」もそれぞれ数種を用意する。「体温を下げる役割がある仙草や美容に良いといわれるはと麦、タンパク質が多く含まれている豆花など、お子さまや年配の方にも安心して食べていただける」と関根さん。
現地同様、サイズの大きな器で提供するかき氷や、同店限定で提供するフローズンタピオカドリンクも。価格は「芋園4号」(L=800円、M=500円)、「仙草」(500円~)、「豆花」(450円~)、「ミックスベリーミルクかき氷」(1,200円)など。
「見た目は地味に見えるかもしれないが、想像できない味や初めての食感が感じられるのでは。トッピングや甘さの調節もできるので、好みの味をカスタマイズしてもらえたら」と来店を呼び掛ける。
営業時間は10時~22時。