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自家製酵母使う「ブーランジェリー・ビストロ・エペ」が5周年 ビストロ併設

毎朝作りたてのパンが並ぶ「ブーランジェリー・ビストロ・エペ」の外観

毎朝作りたてのパンが並ぶ「ブーランジェリー・ビストロ・エペ」の外観

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 吉祥寺の井の頭通りから一本入った道沿いで自家製酵母と水を使ったビストロを併設するパン店「ブーランジェリー・ビストロ・エペ」(武蔵野市吉祥寺南町1、TEL 0422-72-1030)が8月9日、5周年を迎えた。

黒糖を練り込んだキューブ食パン

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 吉祥寺で薪窯を使って焼いたピザを出すイタリアンレストラン「マザーズ」、「吉祥寺イノカシラキッチン」、「PEP スパニッシュ パル」を経営するMOTHERS(武蔵野市)が2013年8月9日に開いた同店。経営する店の中で、パンの製造・販売とイートインのビストロを合わせた店作りは初めてだという。

 「4年たって、ようやくお客さまから店を覚えてもらえるようになった」と話すのは、店全体を取り仕切るマネジャーの鈴木優太郞さん。

 店頭では朝5時に作り始めるさまざまな種類のパンを1日4回ほどに分けて販売するが、「日常で使う食パンやバケットが人気で、予約で完売することもある」という。食パンは自家製酵母と水と国産小麦で作る。角型(280円)は「ゆめちから」を使ってもっちりと仕上げる。一回り小さい「キューブ食パン」も販売。練り込むものは日によるが黒糖(200円)など。山型(310円)は「はるゆたか」を使い、サクッとした食感に焼き上げる。バケットは前日に仕込み、国産小麦を使った「ブラン」(260円)とフランス産小麦を使った「トラデッショナル」(290円)用意する。

 フランスの職人が手掛けた家具が並ぶ昭和からの倉庫をリノベーションした店内には、カウンターにもなるハイテーブルとベンチシート席や2人用テーブル席などがある。「専用のスライサーでカットした生ハムの盛り合わせやレバーペーストに、その日店で焼き上げたパンを組み合わせたものを味わってほしい」と鈴木さん。

 2カ月に1度開く「小麦とぶどうとシェフの夜」も8月開催回(満員)で10回を超え、「次回は10月第4週の金曜日を予定するがイベントとして定着してきた」という。鈴木さんは「5周年の特別なイベントは企画していない。吉祥寺での商売はバランスが大事。安心で安全な食べ物を提供し、店を続けるには日々の仕事の積み重ねしかない。日常のことを大事に考え、お客さまに対して惰性にならない対応ができるよう従業員が店の成長と自分の成長を振り返る年になれば」と5周年目に向け抱負を語る。

 営業時間は10時30分~23時(日曜・祝日は22時まで)。カフェとイートインは14時30分~17時。パン販売は9時30分~18時30分。

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