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武蔵野市「ムーバス」20周年 ラッピングバス運行 「北斗の拳」など

「北斗の拳」のイラストでラッピングされたムーバス

「北斗の拳」のイラストでラッピングされたムーバス

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 20周年を迎えた武蔵野市内を走るコミュニティーバス「ムーバス」が11月1日、記念のラッピングバスの運行を始めた。

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 ラッピングは「北斗の拳」「シティーハンター」、吉祥寺で創られている漫画雑誌「月刊コミックゼノン」で連載中の「義風堂々!!直江兼続~前田慶次花語り~」の3種類。デザインは市内の漫画編集会社「コアミックス」や作品の著作権を管理している「ノース・スターズ・ピクチャーズ」が協力した。

 同バスが運行を始めたのは1995年11月26日。最初の路線は吉祥寺駅発の1号路線「吉祥寺東循環」。当時、行政が主導して民間に運行を委託する小型の乗り合いバスはなく、現在日本各地で運行されている「コミュニティーバス」の概念を全国的に広める先駆けとなった。以来20年、利用駅も三鷹、武蔵境、武蔵小金井と増え、7路線(9ルート)に発展。100円(未就学児は無料)で利用できる市民の足として高齢者や子ども連れに親しまれている。

 20周年の記念行事について、武蔵野市交通対策課のムーバス担当者は「ラッピングバスは話題作り。ムーバスに乗ってみたいと吉祥寺を訪れる人が増えれば」と市外からの来街者の利用も期待する。

 記念で発行した「ムーバス事業概要2015」では、路線図に重ねて、井の頭恩賜公園、成蹊のケヤキ並木、月窓寺山門など沿線の見どころをイラスト31枚で紹介する。「これを持ってムーバスに乗り、途中下車しながら名所や武蔵野の自然を楽しむ街歩きに利用していただければ」とも。まち案内所、武蔵野市役所、各市政センターなどで配布する。

 ラッピングバスは全路線で運行。運行台数は、北斗の拳・シティーハンター=各2台、義風堂々!!=1台の計5台。2016年3月末まで。

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