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荻窪のカフェ・ギャラリーでトークイベント「百鬼園百物語の夜」

都市型避暑イベント「避暑しよ。2013」の一環。

都市型避暑イベント「避暑しよ。2013」の一環。

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 古本を扱う荻窪のカフェ・ギャラリー「6次元」(杉並区上荻1、TEL 03-333-3539)で8月12日、怪奇幻想文学の編集者の東雅夫さんと文筆家の東直子さんによるトークイベント「百鬼園百物語の夜」が開催される。

 東雅夫さんは怪談専門雑誌「幽」の編集長を務める怪奇幻想文学の編集者であり、文芸評論家。東直子さんは1996年、「草かんむりの訪問者」で第7回歌壇賞受賞、2006年には「長崎くんの指」で小説家としてもデビューしたほか、ミュージカル脚本の執筆なども手掛ける文筆家。

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 同イベントは「都市型避暑イベント『避暑しよ。2013』」の一環。「暑い夏。海やフェスといったアクティブな楽しみもいいですが、『避暑』という楽しみ方も。山や高原など涼やかな場所にいき、エアコンの力を借りずに天然の涼しさを満喫する避暑。ただ、なかなか避暑地まで足を運ぶことができない人が多いので、街中にいても涼やかな気持ちになれる新しい避暑の形を、音楽や物語の力で心に木陰をつくり、涼やかに夏を楽しむイベントが出来ないかと思い開催に至った」と同企画担当者の熊谷さん。

 また同トークイベントについて「夏は怪談で涼やかな気持ちを味わうのは定番。ただ、怪談と一口で言ってもその種類はさまざま。同イベントでは、ありふれた日常の描写から異界への道が開かれる内田百閒文学によって、涼やかな気持ちになってもらえたら。おどろおどろしい現実離れした怪談ではなく、内田百閒文学の、現実と地続きなのだけれどいつのまにか夢の世界に迷い込んでしまったようなあいまいな不安から肥大化していく恐怖を伝えたい。そこで、平凡社ライブラリーから刊行された「百鬼園百物語」の編者である東雅夫さんと、女性のための怪談誌『Mei』にもご寄稿されている東直子さんに、内田百閒の怖さについて、対談をして頂き、ご来場いただいた方々に怪談を楽しんでいただけたら」とも。

 「『百鬼園百物語』は、編者の東雅夫さんが内田百閒の全文業から、『怪異小品』の趣を湛えた作品を100篇選んで編んだアンソロジー。読んだことある作品でも、東雅夫さんによる並べ方によって今までにない怖さが伝わってくる。当日は東雅夫さんと東直子さんによる内田百閒についてのトークと、この本の中から朗読も行う。怖さに特化した内田百閒文学の魅力と、順番通りに読み進めていく百物語の怖さに、あらためて感じていただけたら。そして思う存分、涼やかな気持ちを味わって頂きたい」と来場を呼び掛けた。

 開場は19時、開演は19時30分。料金は1,700円。予約はホームページで受け付けている。