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三鷹で「日本の女優」上映イベント-最終回は原節子主演作2本立て

「めし」©東宝

「めし」©東宝

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 三鷹市芸術文化センター(三鷹市上連雀6、TEL 0422-47-5122)星のホールで開催されてきたシリーズ上映イベント「日本の女優」が3月17日、最終回を迎える。

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 これまでに田中絹代、京マチ子、高峰秀子らの特集が組まれている。11回目となる今回は、原節子の名作映画2本を上映する。

 原節子は、1935(昭和10)年、「ためらふ勿れ若人よ」でデビュー。小津安二郎、黒澤明、成瀬巳喜男など巨匠映画監督の作品に次々と主演した名女優。

 上映1作品目は「めし」(1951年)。同イベント担当の森川さんは「名匠・成瀬監督と組んだ作品で、いまいちぱっとしない旦那にもやもやしている、そんな生活に身をやつす主婦を好演。娘役の印象が濃かった原さんにとって新境地となった作品」と話す。2作品目の「晩春」(1949年)は、「小津監督と組んだ初めての作品で、後に『麦秋』『東京物語』と続いていく紀子三部作の記念すべき1作目」だという。

 「日本の映画史に輝く数多の女優がいる中から、11人を選ぶのは大変難しい作業だった。原節子さんは、日本映画の黄金時代を語るうえで、絶対に外せない小津監督の『東京物語』をはじめとした、数多くの名作に出演している名女優。原節子という女優の何がすごいのか、どうして伝説なのかはスクリーンでぜひ確認してほしい」と来場を呼び掛ける。

 夜の部16時上映開始(途中休憩あり、2本立て上映、昼夜入替制、昼の部は完売)。料金は全席指定で各回、一般=1,000円、学生=800円(当日要学生証)、未就学児の入場不可。

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