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吉祥寺に北海道ファームレストラン-BBQと薫製料理を売りに

「BBQスープカレー鶏」

「BBQスープカレー鶏」

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 吉祥寺駅南口の丸井裏に7月12日、「北の大地満喫カフェ BBQ HOKKAIDO」(武蔵野市吉祥寺南町1、TEL 0422-70-1801)がオープンした。

テラスには白樺の間からこもれびが降り注ぐよう演出(関連画像)

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 店舗面積は45坪、テーブル46席、カウンター10席を用意。ファームレストランを意識し木目をふんだんに使った店内に大きめの椅子を置き、店員のユニホームもファーマー姿に。店内に窓のように配置されたディスプレーには北海道の雄大な自然の映像を流す。

 経営は、東京駅八重洲のフードコートで、事業受託の飲食店を運営していた北海道フードネットワーク(北海道札幌市)。吉祥寺の同店が初の直営店となる。「半年間、150件ほど物件を探していた」と同社社長の手代木(てしろぎ)さん。吉祥寺を選んだ理由については、「緑が多く、風がいい。駅を降りてすぐ、地元の皆さんの文化水準が高いこと、若い人が多く、中高層がおしゃれでかっこいいことに驚いた。長い営業経験から裏付けがないと物事を決められなかったが、この店は何の調査もせずに決めてしまった」と振り返る。

 「北海道人は仲間が集まると、当たり前のようにバーベキューをする。だからこんなアウトドア料理を提供したかった」と手代木さん。10年前からコンセプトを考えていた新業態で、ブランド化していく予定だという。飲食店の許可、アイスクリームの製造販売の許可、薫製の機械を導入した総菜の製造許可と、3つの許可証を取得。「これらの許可証があれば、他店に卸売りすることも可能になる」

 ランチメニューには「北海道焼きチーズカレー」(サラダ付き、750円)、「知床鶏の薫製ダッチカレー」(サラダ付き、880円)、「BBQスープカレー鶏」(ライス付き、980円)、「BBQスープカレー野菜」(ライス付き、900円)、「お昼のラーメンサラダトマトソース」(720円)、「BBQプレート知床鶏」(ライス・スープ付き、780円)などを用意。「函館美鈴コーヒー」(300円)はランチ注文客に100円で提供。「スープカレーは札幌で食べるよりおいしいはず」と自信をのぞかせる。ライスは五穀米を使い、食材は北海道からほとんどを直送する。

 ランチ以外には「北海道知床豚の串焼き」(580円)、「北海道産ソーセージのダッチオーブン」(600円)、「じゃがいもとゴルゴンゾーラのフライパンぐつぐつ」(650円)、「豚のガーリックスペアリブ自慢のBBQソース」(800円)などをそろえる。函館のワイナリーでしか買えないワイン(赤・白・スパークリング)は2,500円の9種と、3,500円の7種を用意。

 「バーベキュー料理は調味料をほとんど使っていない。ソースに蜂蜜が入っているくらい。枝豆やチーズ、タコ、ホッケといった道産の食材を薫製にした料理(350円~1,200円)など、素材そのものが北海道らしさ。スイーツにしても、吉祥寺には手の込んだおいしいものが多いが、同じことをしても仕方がないので、素材そのままをソフトクリームにして提供している」と手代木さん。

 「北海道料理というと、いくら丼のような海鮮ものばかり。でも北海道人はそんなもの普段は食べていない。いつも北海道人はこういったものを食べているというメニューばかり。北海道にいる気分を味わってほしい」とも。

 営業時間は11時~23時。

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