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吉祥寺に週3日だけ営業する小さなカフェ-天然酵母の手作りパン提供

きゃしゃな武田さん一人で切り盛りする小さなカフェ

きゃしゃな武田さん一人で切り盛りする小さなカフェ

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 吉祥寺のヨドバシカメラ裏のみその通りに7月5日、カフェ「2PaPas sometimes a girl」(武蔵野市吉祥寺本町1、TEL 0422-20-3172)がオープンした。

カフェらしくない店舗外観(関連画像)

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 営業するのは火曜・木曜・土曜の3日間の昼間だけ。4坪もない店内には、カウンターのみ4~5席分を設けた。「知り合いの紹介で、夜だけ営業している店が、昼間は別の人に貸したいという話があり、この店を始めた」と話す武田さん。

 「平日は店の存在に気付かれないこともある」というほど小さなカフェだが、20時からはステーキサンドイッチの「2PaPas」が営業する。イギリス人のオーナーは昼間別の仕事をしているため、昼間使われていない店をシェアしたかったという。「私もデザイン会社でグラフィックデザイナーの仕事をしているので、週3日だけ営業している」と武田さん。この店を始める前は阿佐ヶ谷のバーで行われるアートイベントでパンも販売していた。「パン作りはもともと趣味で、教室に通ったりして覚えた」と話すが、自ら育てた自家製酵母や天然酵母を使って作るパンは、ベーグル、フォカッチャ、スコーンに似た「ビスケパン」などとバリエーションも広い。パンは全て同店で午前中から焼き、当日に作ったパンのみを提供する。

 食事メニューは、ライ麦の入ったハード系のパンを使った「カンパーニュサンド」。和風にアレンジした具材を3種から選ぶ。「アボカドしらすと大葉ソース」「根菜のごまみそペースト」(以上600円)、「オイル漬け野菜(ナスと茗荷)とハム」(630円)。いずれも300円追加で有機番茶と惣菜がセットになる。ほかに蜂蜜とバターが付いた「ビスケパンセット」(400円)や、土曜日限定の惣菜のケーキ「ケーク・サレ」(380円~)は、具材や生地のアレンジで数種類ある中から1種類を提供する。

 ドリンクメニューは、「コーヒー」(ホット=480円、アイス=520円)、「有機番茶」(450円)、金沢のほうじ茶の「加賀棒茶」(530円)、沖縄の健康茶の「月桃茶」(550円)、ノンカフェインで南アフリカの鮮やかな赤い紅茶の「有機ルイボスティ」(530円)、自家製のリンゴ酢で漬けた梅とバナナを使った「梅酢サイダー」「バナナ酢ミルク」(共に630円)などをそろえる。イートインもできる日替わりのパン(160円~)、マフィン(320円~360円)も店内に並ぶ。

 「地元の人に立ち寄っていただき、それぞれの時間をゆっくりと過ごしてもらえたら。そんな時間をパンやお茶でお手伝いしたい」と武田さん。

 営業時間は12時~18時。火曜・木曜・土曜のみ営業(今月30日は臨時休業)。

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