井の頭自然文化園(武蔵野市御殿山1、TEL 0422-46-1100)で5月22日、アカゲザルの双子が誕生した。
双子はどちらもオスで、母親はゴブゴブ(13)。名前はまだない。同園
は、その年の子ザルが一通り生まれた後で毎年テーマを決めてそれぞれに名前をつけており、昨年は医薬品、一昨年は中国の地名など、その年と関連付けた名前をつけていく。同園では多い年には10匹近く生まれ、今年は3匹が生まれている。
双子のうち1匹は活発で、既に母親の元を離れてヨチヨチと元気に歩き回っている。もう1匹は母親の側から離れようとせず、すでに性格の違いが表れている。
アカゲザルが双子で生まれる確率は0.19%~0.25%という研究結果もあり、同園でも近年、双子の記録はなかった。母親のゴブゴブはこれまでに6匹の子どもを生み育ててきたが、双子の子育ては初めて。
同園担当者は「生まれた直後は2匹に成長差があり無事に育つか心配だったが、スクスクと成長している」と話す。「双子は常に隣り合って抱かれており、今後どのように育っていくかが楽しみ。かわいらしい双子を見守ってほしい」とも。
開園時間は9時30分~17時(入園は16時まで)。月曜休園(祝日の場合は翌日)。入園料は、一般=400円、中学生=150円、65歳以上=200円(小学生以下、都内在住・在学の中学生は無料)。