劇団「かもめマシーン」、西荻窪で「死刑」をテーマに舞台上演

かもめマシーンの新作公演「家族」

かもめマシーンの新作公演「家族」

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 西荻窪の「遊空間 がざびぃ」(杉並区西荻北5)で7月30日~8月2日、劇団「かもめマシーン」が新作公演「家族」を行う。

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 同作品は、裁判員制度が開始され、死刑のあり方についてさまざまな議論が行なわれている状況もあり「死刑」をテーマに据えた。死刑囚そのものではなく、死刑囚を取り巻く家族の物語を描く。「家族の淡々とした、しかしどことなく違和感のある生活を描くことによって、法制度としてでも、政治的でもなく、『死刑制度』が現れてくるのではないかと考えている」(座長の萩原雄太さん)。

 「かもめマシーン」は2007年に旗揚げ。座長の萩原さんは1983(昭和58)年生まれ。劇団名は、アントン・チェーホフの「かもめ」と、ハイナー・ミュラーの「ハムレット・マシーン」という正反対の戯曲から命名した。フジロックフェスティバルへの出演を目標に掲げる。萩原さんは昨年1月、渋谷のカフェ紀行展「そのせつなさに用がある」を開くなど、文筆業でも活躍する。

 同劇団のホームページでは、同作品の脚本を全編ダウンロードできる。萩原さんは「上演という性質上、内容の予告が難しい演劇における新たな試み」と話す。

 入場券は、前売り=1,500円、当日=1,800円、初見割引=1,300円(同劇団を初見の場合は、要予約)。公演時間はホームページで確認できる。

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