西荻窪にある本屋「旅の本屋のまど」（杉並区西荻北3、TEL 03-5310-2627） で12月19日、海外旅行用の旅行ガイドブック 『地球の歩き方』の執筆者でもある片岡恭子（かたおかきょうこ）さんの著書「棄国子女　～転がる石という生き方」の刊行記念しトークショーが開催される。

　片岡恭子さんは1968年京都府生まれ。同志社大学文学研究科修士課程修了。同大学学術情報センターに勤めた後、マドリッド自治州立コンプルテンセ大学留学、9・11をきっかけに32歳で南米へ旅立つ。生死を分ける事件に遭遇する中で人生の活路を見いだす。帰国後、ＮＨＫラジオ番組にカリスマバックパッカーとして出演したり、旅イベント「旅人の夜」の主催者でもある。

　数多くの『地球の歩き方』に記事を執筆し、「旅の達人」として多方面で活躍している片岡さんの旅を始めたきっかけは、日本でひきこもり生活の末、精神の限界に達し、死ぬつもりで単身、南米へ行ったのがきっかけ。そこで片岡さんを待っていたのは、

　日本でひきこもり生活の末、精神の限界に達し、死ぬつもりで単身で南米へ行ったのがきっかけで旅を始め、数多くの『地球の歩き方』に記事を執筆、「旅の達人」として多方面で活躍している片岡さん。本書はそんな旅先での雪山遭難、壮絶な食中毒、暴徒の襲撃、軍隊に拘束など日本では想像もつかない過酷な南米の旅で、幾度も死に損なった体験を通して感じ取った生きる喜びについてスライドを交えてトークショーを行う。希望者には片岡さんのサイン会も行う予定。

　「旅とは何なのか、なぜ日本は生きづらさを感じるのかなど旅を通じて感じる人生への様々な疑問に対する答えのヒントなどをお話しいていただく予定です」と、担当の川田さん。「南米旅の過酷さ、面白さなど南米の旅に興味のある方はぜひご参加いただければ」とも。

　開場19時、開演19時30分。料金は900円。