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三鷹で「走れメロス」手話朗読会-サイレント・カフェ主催、ミニツアーも

写真=ツアーで巡る陸橋

写真=ツアーで巡る陸橋

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 耳の聞こえないスタッフが接客する「サイレント・カフェ」が主催するイベント「走れメロス 手話朗読会」が6月15日、「三鷹市芸術文化センター」(三鷹市上連雀6)で開催される。

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 サイレント・カフェは2011年7月、聴覚障がい者と健聴者の間のバリアフリーを促進する目的で三鷹市公会堂別館に開業し、昨年2月から7月まで「グランキオスク」内で再オープンした後、閉店。同年6月には「ソーシャル・デザイン」をテーマに掲げる「第7回ロハスデザイン大賞2012」の「コト部門」で大賞を受賞した。現在は吉祥寺や三鷹を中心にイベントなどを開催している。

 当日は、太宰治の命日である6月19日「桜桃忌」にちなみ、三鷹の太宰治ゆかりの地を巡る「ミニ観光ツアー」と、作品「走れメロス」を手話で朗読する。

 「太宰の感動的な文学作品を『手話』で共有することで、音のない世界に住む人々と、音を使ってコミュニケーションする人たちの間に、『共感』の機会をつくり出せるのではないかと思っての企画。動きで伝える手話の朗読会は、手話が初めての方にとっても興味が持ちやすいものだと感じる。幅広い層の方がサイレント・カフェのスタッフによる躍動的な手話朗読に開眼し、音のない世界の存在に気づく機会になれば」と代表の渡辺由貴さん。

 ミニ観光ツアーでは、地元三鷹のボランティアのガイドで、太宰が撮影された写真が残っている当時の姿のままの陸橋や、三鷹駅の真下を流れる玉川上水、太宰のお墓のある禅林寺などを巡る。「筆談での対応もするで、聞こえの問題をお持ちの方もご参加いただける」。

集合はJR三鷹駅南口に9時30分。参加費は1,500円。予約はメールで受け付けている(要予約)。定員に達し次第受け付けを終了。

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