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吉祥寺で「走れメロス」手話朗読会-表現方法としての手話を一般にも

耳の聞こえないスタッフが接客する「サイレント・カフェ」

耳の聞こえないスタッフが接客する「サイレント・カフェ」

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 耳の聞こえないスタッフが接客する「サイレント・カフェ」が主催するイベント「走れメロス 手話朗読会」が5月25日、吉祥寺のシェアオフィス「i-office吉祥寺」(武蔵野市吉祥寺本町 1)で開催される。

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 サイレント・カフェは2011年7月、聴覚障がい者と健聴者の間のバリアフリーを促進する目的で三鷹市公会堂別館に開業し、同年12月に同館改築工事のため一時閉店したが、昨年2月から7月まで「グランキオスク」内で再オープンした。同年6月には「ソーシャル・デザイン」をテーマに掲げる「第7回ロハスデザイン大賞2012」の「コト部門」で大賞を受賞した。

 当日は、三鷹に住んだ作家の太宰治の作品「走れメロス」を手話により朗読する。「太宰治の命日である6月19日は『桜桃忌』と名付けられ、墓所のある禅林寺(三鷹市下連雀4)には今も毎年多くの太宰ファンが参拝に訪れる。三鷹生まれのサイレント・カフェは、桜桃忌にちなんで『走れメロス』を『動きで伝える』手話による朗読を行う。普段、音声により意思伝達をしている私たち健聴者にとっては、パフォーマンスのような面白さを感じていただければ」と代表の渡辺由貴さん。

 「今まで手話朗読会が一般向けに開かれることはほとんどなかったが、この機会にぜひ、手話という表現方法を発見していただけたら。手話が初めての方には文字テキストを配布する。サイレント・カフェの耳の聞こえないスタッフによる表情豊かで躍動的な手話を楽しんでいただけたら」とも。

 開演14時30分。朗読45分、交流会60分。料金は2,000円(プチスイーツ、ドリンク代込み)定員は20人。

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