懐かしの文具や北欧系文具など、特別なステーショナリーが勢ぞろい
隠れ家のような店内に並ぶ、見覚えのある文房具の数々。「36 Sublo」には近所の小学生から、手芸好きな奥様、おばあちゃんまで幅広い年代の人が来店する。店名はマネージャーの村上幸さんの祖父・三郎さんに由来している。日本のロングセラー文具をメーンに、長く使われている懐かしい商品をそろえており、資材好きな人や道具好きの人にも人気の文具雑貨店だ。
雑貨好きの心をくすぐる、珍しいカタカナハンコやミニチュア黒板消しのストラップ
小さな作りがかわいらしい「オリジナル 黒板消し ストラップ」(1,575円)はケータイの画面クリーナーにもなる優れもの。「『よくできました』ハンコ お花編 5個セット」(2,310円)は学校や会社以外でも、その日の頑張りを自己評価して手帳に押す人も多いとか。「オリジナル イロハ印 カタカナハンコ」(3,990円)は人気商品の1つ。木製の小物入れ「豆箱」(2,730円)は小学校生活を思い出すような懐かしさが楽しい。高級感漂う表紙が魅力の「LIFE社 ノーブルノート 横罫」(B6横罫=840円、A5無地=840円、B5方眼=1,260円)は同じ色をサイズ違いでそろえたくなる。
ほかには定番商品の「ガラスペン」(2,100円)や革小物シリーズもギフトにぴったり。贈り物のおまけとして、カラーマスキングテープやカラーガムテープを添えるのも趣がある。
村上さんは「文房具が嫌いという人はいないと思うので、誰からも喜ばれるはず。特に小物好きな人や、持ち物にこだわりのある人の心を動かすと思います。自分ではなかなか買わないかもしれないけど、贈り物でいただいたらうれしいのではないでしょうか」と話す。
「クリスマスを吉祥寺で過ごすなら…」
マネージャーの村上さんオススメ!
「すぐ近くにある『sajilo cafe』。メニューはもちろん、お店の雰囲気も大好きです。カレーが美味しいのでランチに行ってみるのもいいかもしれないですね」。
36 Sublo(サブロ)
営業時間:12時~20時
定休日:火曜日
住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町1-28-3 ジャルダン吉祥寺107
電話番号:0422-21-8118
HP:http://www.sublo.net/
オーダーメイドの革小物専門店
井の頭公園からほど近い場所にある革小物専門店「SUNFACE(サンフェイス)」は、オーナーの山下佳展さん自らが壁を白く塗り、丸太のような木材をテーブル代わりに設置するなど、内装のあらゆる部分がほとんど手作りの店。
オレンジ色の照明が温か味を感じさせ、店内には常にアットホームで落ち着いた雰囲気が漂っている。地元では、財布から、バック、フリスクケース、ランドセルまで取りそろえる穴場店として人気が高い。
本物志向の人に贈りたい、毎日使う革小物
大切な人には日ごろの感謝の気持ちを込めて、毎日使う小物を渡したいもの。同店の商品は、厚めの牛革を使用した「文庫カバー」(4,720円)、コロンとした形が女性に人気の「二つ折り財布」(10,290円)、質の高い牛革を使用した「ジッポケース」(3,990円)、使いやすさを重視したシンプルな「B5トートバッグ」(26,770円)など、普段使いに活躍しそうなものばかり。
同店の革小物たちは、どれも手間暇かけて手作りされたもの。革の硬さやステッチの糸の色、サイズなどを自由に組み合わせて作るオーダーメードも受け付けている。「愛情を持って長く使えるものを作っていきたいですね」と山下さん。気さくな山下さんがどんな要望にも耳を傾けてくれるので、ぜひ、世界で一つのギフトを作ってみては?
「クリスマスを吉祥寺で過ごすなら…」
オーナーの山下さんオススメ!
「丸井の裏にある『ロブロス』は、昨年リニューアルオープンしておしゃれになりましたよね。カップルで行くのがいいかもね」。
SUNFACE(サンフェイス)
営業時間:11時~20時
定休日:月曜日
住所:東京都武蔵野市御殿山1-2-2 グレイス御殿山1F
電話番号:0422-71-7566
HP:http://www.sunface-lc.com/index.html
日々の暮らしに小さな緑を
中道通りを三鷹方面に5分ほど歩くと、苔玉や観葉植物をメーンに扱う雑貨店「みどり屋 和草-にこぐさ-」が見つかる。2006年の10月にオープンして以来、吉祥寺の人々の生活に緑を添え続けている。
店内は苔玉や観葉植物、ミニ盆栽などがあふれ、和やかな雰囲気。店名の「にこぐさ」は「生えたばかりの柔らかい芽」という意味で、万葉集から引用したのだとか。購入に際しては、苔玉初心者でも簡単に育てられるよう、店長の大島恵さんほかスタッフがわかりやすく説明をしてくれるので安心だ。
プチギフトにもらってうれしい苔玉たち
スタッフの和田さんとともに選んだのは、簡単に育てることができ、見ているだけで癒されるアイビーの「苔玉3兄弟」(2,350円)、3匹の重なりかたがかわいい「カメ親子の苔盆栽」(12,700円)、赤い実と白い花を楽しめる「シロシタン盆栽(信楽焼)」(3,760円)。ほかにも電磁波を吸収するといわれる変わった形のサボテン「セレウス」(3,360円)は、男性もよく購入していくという。
どの植物も色合いがきれいで見た目もかわいらしいので、植物になじみがない人にもおすすめ。「クリスマスに苔玉や盆栽?」と感じるかもしれないが、花束などと違って長く愛でることができるところが人気の秘密。
「クリスマスを吉祥寺で過ごすなら…」
スタッフの和田さんオススメ!
「近所のスペイン料理店『ドス・ガトス』はとても美味しいので、よく行きますね」。
みどり屋 和草-にこぐさ-
営業時間:11時~20時
定休日:不定休
住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町4-13-2-102
電話番号:0422-21-2593
HP:http://www.nicogusa.com/index.html
個性的な客が足を運ぶアジアンエスニック雑貨&家具
中道通り脇の小道に入り、アムリタ食堂の正面にあるのが「アジアンリゾート」をテーマにした雑貨&家具店「kaja(カジャ)」。バリ風の階段で地下へ降りると、入り口からは想像がつかないほど広々とした店内が広がり、約200点ものエスニック風の家具や雑貨が並ぶ。
インドネシア産のベッドや天蓋(てんがい)、世界各国のアクセサリーなど個性的な家具や雑貨を取り扱っており、来店者もおしゃれで雰囲気のある人が多いのだとか。またスタッフと客の距離が近く、インテリアのことなら何でも相談できることから常連客が増えてきている。「都心から少し離れたところで、こだわりの商品を手軽に手に取ってもらいたい」という思いから、吉祥寺に3年程前にオープンが実現したという。
グラスと照明のセットで部屋の雰囲気を温かみのあるものに
作家の織茂瞳(おりもひとみ)さんが制作した「ステンドグラスの手作りランプ」(10,800円)は、人と同じものでは物足りない人におすすめ。
色鮮やかなモロッコガラスの「ティーグラス」(1,470円)、「シャンパングラス」(3,360円)、「デキャンタ」(7,145円)はクリスマスパーティやディナーを華やかにしてくれるはず。
スタッフの青木幸代さんは「部屋の空間作りにこだわりのある人に贈って、これらの照明で部屋の雰囲気を変えてみてほしいですね。やさしい光がガラスの間からこぼれる様子に心まで温まるようなプレゼントになると思いますよ」と話す。
エキゾチックな雰囲気の部屋に合う「ガラスランプ」(S・高さ44センチ、直径14センチ=9,800円、M・高さ64センチ、直径16センチ=12,800円)は、味のあるインテリアや家具が好きな人に。
ほかには花の形をした「キャンドルホルダー」(780円~)や定番の「お香たて」(420円~)も人気が高い。異国の雰囲気を楽しめるアイテムをそろえ、一味違ったクリスマスを演出するのも楽しそう。
「クリスマスを吉祥寺で過ごすなら…」
スタッフの数間さんオススメ!
「kajaが内装をコーディネイトした『カフェ・アマル』はヘルシーな料理が食べられます。フランスの女の子の部屋をイメージして、モロッコ風の色合いに仕上げた店内も魅力ですよ」。
kaja(カジャ)
営業時間:11時~21時
定休日:無休
住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町2-12-6 GRANICOビルB1F
電話番号:0422-23-8337
HP:http://www.kaja.co.jp/
オーナー厳選の雑貨が並ぶ、海外のアンティークアクセサリー店
第一ホテルの裏にある小道を入っていくと、青と白のおしゃれなアクセサリーショップ「Wild Roquette(ワイルドロケッタ)」を見つけることができる。
オーナーの山崎直子さんは、ジュエリーの販売、営業、買い付けも経験した、ジュエリーアクセサリーのプロ。山崎さんが「自分の好きなものを詰め込んだ」という店内には、海外や作家もののアクセサリーのほか、雑貨、女性向けの洋服などもそろう。
今月6日からは店頭にキャンドルをともし、クリスマス気分を盛り上げている。常連客にお茶を出すなどアットホームな接客も評判だ。
クリスマス気分が盛り上がる、繊細で華奢なアクセサリー
新宿伊勢丹本店にも置いていない、指輪やネックレスのシルバーラインも取り扱う。アクセサリーブランドKAORUのきゃしゃな「スターダストピアス・シルバー」(4,515円)、「スターダストピアス・ゴールド」(15,750円)、「スターダストネックレス・シルバー」(8,400円)、「セルリアリング・ゴールド」(16,800円)、「1粒ダイヤリング・ゴールド」(36,750円)は単品でもセットでも喜ばれるプレゼント。
特に「箱入りダイヤリング・ゴールド」(24,150円)は大人の女性の品を上げるクリスマスアクセサリーとして人気。KAORUは企画から製作まで、すべて女性が手掛けているため、多くの女性から共感を得る商品を発信している。ほかにも陶磁器メーカー「エッセンス」が作った真っ白な「鍵の形のはしおき」(630円)やKAORUのPOPな雑貨も気軽に贈れるインパクトのあるプレゼントとしておすすめ。
おねだりしたいすてきなアクセサリーばかりだが、「自分へのプレゼントに最適です」と山崎さん。今年も1年間頑張った自分へ、お気に入りの「ご褒美アクセサリー」を選んでみては?
「クリスマスを吉祥寺で過ごすなら…」
オーナーの山崎さんオススメ!
「すぐ隣にある『タタン』はとてもおいしいお菓子を作っているんですよ。うちの常連さんは買ってきて、お店の前のベンチで食べていかれることもあるんです」。
Wild Roquette(ワイルドロケッタ)
営業時間:11時~19時30分
定休日:月曜・火曜(祝日を除く)
住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町2-7-3
電話番号:0422-27-7222
HP:http://www.wildroquette.com/
今回も撮影中にもかかわらず思わず買ってしまいそうになる、味わい深くておしゃれな雑貨たちに巡り会うことができました。また吉祥寺の雑貨店には、作り手の思いや温もりが伝わってくるものばかり置いてあるんだなとしみじみ実感した特集でした。
クリスマスプレゼントというと、ファッション小物やペアアクセサリー、それにゴージャスなケーキといったところでしょうか。そしてイルミネーションや夜景を眺め、少し贅沢なディナーに出掛ける人が多いのでは。吉祥寺が好きな人々は、そんなありきたりなプレゼントと過ごし方では物足りないはず!と思い、前回の「クリスマススイーツ特集」と今回の「クリスマスギフト特集」では少し変わったセレクトをしてみました。
次回は「吉祥寺のアート&カルチャー特集」を予定していますのでご期待ください。それでは、あなたにとって思い出に残るクリスマスになりますように!
■吉祥寺の雑貨店リンク
NIKI TIKI (アトリエ ニキティキ)
Afternoon Tea LIVING(アフターヌーンティー・リビング)吉祥寺東急
in The Room (インザルーム)
VILLAGE VANGUARD (ヴィレッジ ヴァンガード吉祥寺店)
Unico (ウニコ)
Exclusive Suite (エクスクルーシブスイート)
escalier.C (エスカリエ・セー)
大原商店
おばあちゃんの玉手箱
karako(カラコ)吉祥寺店
外国家電
きんぎょや
cupucupu(クプクプ)
Cave(ケイブ)
KEYUKA(ケユカ)吉祥寺店
COTS WOLDS(コッツ ウォルズ)
CINQ plus(サンク プリュス)
SIGNA (シグナ)
JAP(ジャップ)工房
Jubilee Market(ジュビリーマーケット)
Giovanni(ジョヴァンニ)
SWEEP(スウィープ)
TITICACA(チチカカ)吉祥寺北口店・南口店
TOM’S BOX(トムズボックス)
transista(トランジスタ)
NATURAL KITCHEN(ナチュラルキッチン)
にじ画廊