緑茶や和雑貨の販売を行う喫茶店「おちゃらか」(武蔵野市吉祥寺本町3、TEL 0422-23-0751)は2月から、「さくら茶」など2種類のフレーバーティーの販売を開始した。
「さくら茶」は同1日、「巨峰茶」は同14日に発売。「さくら茶」は季節限定商品で、鹿児島産の茶葉を使用した煎茶(せんちゃ)に、サクラの葉と花びらをブレンドした。オーナーのステファン・ダントンさんは「サクラの葉から香りを取っているので、サクラ餅の香りに近い」と話す。「巨峰茶」は、静岡の川根産の茶葉を使用。「巨峰のさわやかな香りが非常にインパクトがあるため、贈り物として購入する人が多い」(ステファンさん)。
同店の店舗面積は27坪、席数は20席。テーブル席、畳席の喫茶スペースと、雑貨や緑茶の販売スペースで構成する。「焼きリンゴ」「カシス」「ゆず茶」など約25種の緑茶を取りそろえ、本日の丼「懐かしの味 おちゃらかカレー丼」(880円)、「玄米お茶漬け」(680円~)、「モンブランケーキ」(600円)なども提供。
地元の人や学生、観光客など訪れる人の層が厚い吉祥寺に店を構えたステファンさん。海外への出店も考えているため、三鷹の森ジブリ美術館などで世界に知られていることも出店地セレクトの理由だという。ステファンさんは、過去にスペイン万博で配布された緑茶の開発をするなど、緑茶を通して日本を海外に紹介している。
ステファンさんは「茶葉は3煎いれてもきちんと味わえる良質なものしか扱わない。ワインのように、見た目、香り、味わいを楽しんでもらいたい。茶葉によって、水出しやミルク出しでよりおいしくなる。今後、若者にもペットボトルでなく、茶葉から入れるお茶を味わってもらえるようになれば。今回新しく発売した『さくら茶』と『巨峰茶』はこれからの季節に特におすすめ」と話す。
さくら茶の価格は、50グラム=1,100円、100グラム=2,200円。4月までの販売を予定。巨峰茶は50グラム=850円、100グラム=1,700円。
営業時間は11時~21時。火曜定休。