吉祥寺の「ギャラリー・フェイス トゥ フェイス」(武蔵野市吉祥寺南町1、TEL 0422-70-0885)は10月20日より、30年前のシルクロードを中心にした山本清写真展「ユーラシア」を開催している。
武蔵野美術大学を卒業したグラフィックデザイナーの山本清さんは、広告や展示の分野でデザインを行っており、同ギャラリーを主宰している。企画展のアーティストは自ら選び「吉祥寺の人々に気軽に入ってもらえるギャラリー」を目指している。
今回の出展作品は山本さん自身が約30年前、ヨーロッパ~シルクロード~中国のユーラシア大陸を旅行した際に撮影した人物や風景写真で、カラープリント15点とiMacのスライドショー120枚で構成する。旅の途上で見つけた「光と影」を主題に写真を選んでいる。
「この30年間で変わったことと変わらなかったこと」という同展のテーマについて、山本さんは「彼の地の社会情勢は大きく変わり、私たちの生活も変わった。それでも変わらない、今の私たちにも共通するものがあるのではないか。通りすがりの旅の中でファインダー越しに見た『光と影』のスケッチの中にそれらを見つけてほしい」と話す。
開催時間は13時30分~18時30分。日曜・祝日定休。11月15日まで。