勅使河原宏監督「十二人の写真家」-「どこでもスクリーン」が上映会

木村伊兵衛、土門拳など名写真家の素顔も垣間見える

木村伊兵衛、土門拳など名写真家の素顔も垣間見える

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 映画会を主催する団体「どこでもスクリーン」は9月21日、吉祥寺のギャラリー「Art Center Ongoing」(武蔵野市吉祥寺東町1、TEL 0422-26-8454)で、勅使河原宏監督作品の映画「十二人の写真家」を上映する。

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 同団体は、毎回場所を変えながら、さまざまな映画作品を上映しているシネクラブ。今回が1回目の開催となる。

 同作品は、戦後写真ブームの最中、一線で活躍する写真家12人の撮影風景をとらえた1955年制作のドキュメンタリー映画。監督は、美術家、草月流三代家元の肩書きを持つ、当時28歳の勅使河原宏さん。企画はグラフィックデザイナーの亀倉雄策さん。映画の内容は、スナップの名手木村伊兵衛さん、リアリズム写真の土門拳さんをはじめ、女性写真の大家秋山庄太郎さん、文士の撮影で知られる林忠彦さんなど、計12人の写真家たちの撮影風景を垣間見ることができる。仕事風景のほか、被写体への思い、近ごろ撮影に行った場所、好きな食べものなど、さまざまなインタビューにも答えている。上映時間は約49分。

 当日は、写真集出版社・赤々社代表の姫野希美さん(13時~)、写真評論家の飯沢耕太郎さん(18時~)を招きトークショーを開催。そのほか、古書写真集の販売も予定している。

 同団体担当の薮内さんは「写真を撮りながら映画に撮られる名写真家たちの姿は、撮ることの不思議さそのものを表しており興味深い。写真が好きな人におすすめ」と話す。

 上映開始時間は、13時、16時、18時、21時。入場料は1,000円(前売り=800円)。ホームページからメールで予約を受け付ける。前売り券はギャラリー店頭で販売中。

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