
吉祥寺の元町通り沿いにスタッフがテーブルの鉄板で焼くスタイルでもんじゃを提供する専門店「月島もんじゃもへじ吉祥寺」(武蔵野市吉祥寺本町1、TEL 0422-27-1900)がオープンして、4月10日で6カ月がたった。
「伝統の月島式もんじゃ焼き」を提供する「もへじ」を中心に、2015(平成27)年から外食産業を展開する加納コーポレーション(中央区)が経営する同店。母体は1871(明治4)年創業の豊洲市場水産仲卸。
店名の「もへじ」は、文字遊びの「へのへのもへじ」から取って付けた。もんじゃが鉄板の上に文字などを書いて食べる「文字焼き」の時代があったことにも由来するという。
店長は「本場月島の味を吉祥寺でも気軽に味わってほしいと出店した」と振り返る。「吉祥寺へは長年出店したいと考えていた」とも。
店内の席は全て鉄板を備えた4人がけテーブルで、1階は10卓44席、2階・3階はそれぞれ14卓56席を用意する。
もんじゃには魚介に鶏ガラ、香味野菜などを加えて炊き上げる自家製もんじゃだしを使う。
メニューは、「水産仲卸の目利きでもんじゃに合うようにと選んだ」という粒が統一された大ぶりの明太子1本と餅をのせた「明太子もちもんじゃ」(1,848円)、イカげそにイカ墨とバター、ニンニクを加えた「イカ墨もんじゃ」(1,958円)、5種類の魚介をのせた「海鮮もんじゃ」(2,068円)など。トッピングは、大葉、切りイカ、コーン(以上110円)、チーズ、九条ネギ(以上330円)、キムチ(440円)など。他に、冷菜、鉄板焼き、お好み焼き、デザートなども用意する。
ドリンクは、ビール(693円~)、ノンアルコールビール(495円)、ハイボール、「甘くない生レモンサワー」、ホッピーセット(白、黒、赤)(583円)、凍ったアンズ棒を使った「あんず棒サワー」(638円)、米焼酎「よろしく千萬あるべし」にすだちを搾ったオリジナルサワー「よろしく千萬すだ酎サワー」(693円)など。ソフトドリンクは、ジャスミン茶(330円)、オレンジジュース(385円)、ラムネ(418円)など。
オープンから半年。「ありがたいことに行列が絶えず、地元のお客さまを含め、若い家族連れ、学生、カップルや夫婦、年配の人など老若男女を問わず来店いただき、月島名物のもんじゃ焼きを楽しんでもらっている」と店長は話す。
店長は「『また来ます』とかけられる言葉が励みになる。平日、土曜、日曜を問わず、活気がある吉祥寺の街で愛される店を目指して、一枚一枚心を込めて伝統の月島もんじゃを焼いていきたい」と意気込みを見せる。
営業時間は11時~23時。