インドネシア料理店「Hati Dua(ハチ ドゥア)」(武蔵野市吉祥寺南町2)が10月6日、吉祥寺の弁天通りにオープンした。居酒屋を間借りして、ランチ営業のみ行う。
かつて働いていたエスニック料理店でインドネシア料理と出合い、「そのおいしさにはまった」と話す店主の舟川昂佑さん。そこで店主からインドネシア料理を学び始め、経験を重ねていった。「いつかは自分の店を開きたいという思いを抱くようになった。今回、知人の紹介でランチの時間帯だけ営業できる店が見つかり、オープンに至った」と舟川さん。
メニューは「本日のプレート」(1,600円)のみ。1日20食限定。サラダやスープをはじめ、肉や野菜を使ったメイン料理と副菜、ご飯が並ぶプレート。中でも、牛肉を11種類のスパイスとココナツで煮込んだ料理「ルンダン」が「自慢の一品」だという。
「インドネシア料理は地方によって味の特徴が異なり、辛い料理や甘い料理など、いろいろな味がある。現在、提供しているのは、それほど辛みが強くないバリ地方とパダン地方の料理がメイン。それを日本人の味の好みに合わせてアレンジしている」と舟川さん。「味の決め手は、サンバルという辛味調味料。当店では、素材に火を通さない生のタイプの自家製サンバルを提供している」
店名の「Hati Dua」はインドネシア語で「2つの心」を意味する。「日本人にもインドネシア人にも楽しんでもらいたいという思いを込めた」という。「インドネシア料理店の数は、吉祥寺に限らず他の地域でもあまり多くはない。数少ない専門店の一つとして、あまり知られていないインドネシア料理のおいしさをもっと広めていきたい」とも。
他に、「バリコーヒー」「ジャワティー」(以上500円)、自家製「クラフトコーラ(ソーダ割り/ミルク割り)」(700円)などのソフトドリンクをはじめ、「ビンタンビール」(800円)などのアルコールや「本日のデザート」(600円)も用意する。
営業時間は11時~15時(土曜・日曜・祝日は14時まで)。木曜定休。