武蔵野市内福祉施設の利用者が制作した作品を展示する「輪っかになろう展」が8月25日~27日の3日間、吉祥寺ヨドバシカメラ隣の「ギャラリー永谷2」(武蔵野市吉祥寺本町1)で開催される。主催は社会福祉法人武蔵野(吉祥寺北町4)。
吉祥寺で障がい者とつながる「輪っかになろう展」 展示作品の即売も
同展は、同法人の生活介護6施設が合同で活動している創作ブランド「つむぐと」が開催する。
担当の本川如子さんは「『輪っかになろう展』の名称には、障がいのある人のことを知ってほしい、つながってみませんか? という呼びかけの意味を込める」と話す。「つむぐと」のコンセプト「働く」「伝える」「つながる」。その中でも今回は「伝える」「つながる」に大きな役目を果たすイベントに位置づける。
利用者が日常の活動で行っている、フリーペイント、織物、刺しゅう、草木染め、押し花、皮細工、絵手紙のスキルを生かして、Tシャツやスニーカー、バッグ、ポーチ類、コースター、アクセサリー類などを制作した。地域の人の協力で集めた米袋や牛乳パックリメークバッグや「牛乳パックから作った油吸着材」などのアップサイクル商品に仕上げた。
「これまでのイベント内の出展と違い、広い場所での単独の展示会なので、会場内は車いすやベビーカーでも通りやすいよう通路を広く取り、商品を低い位置に展示した。障がいのある人がどのように商品を制作したのかが分かりやすいよう、制作風景の動画も流すことにした」とも。
会場では展示作品の即売も行うほか、小さなパネルのアート作品(3,000円)、Tシャツやスニーカー(3,000~4,000円)、織物や刺しゅうのポーチ(800円)、手作り押し花はがきや絵手紙(100円)などもそろえる。
開催時間は10時30分~18時(27日は13時まで)。入場無料。